中国に行けない、舞台にも立てないとなったときは、マネージャーさんに聞きました。「ミラチャイの取材、今月もあるんですか?」って。

毎月取材があっても、中国に行けてないから話すこともないし、ましてやAKB48と兼任になっちゃって。元々は、中国に行って活動したことを、日本に帰国してから話す予定だったから、月に1回の取材なんて無理だと思ったんです。

連載の序盤の取材は、そういう気持ちで臨んでいたから、終わるも何も、「連載」っていう感覚がなかったんです。

今月も、来月も中国へ行けない。SNH48が中国で何をやっているかも見えない。でも、「ミラチャイ」では中国語を学ばなきゃいけない。秋には月餅を食べるとか、新年にはこういうものを食べるとか。。

言葉や習慣を教えてもらっても、知識を生かしたり、言葉を使ったりする場所がなくて…。学ぶモチベーションも保てなくなってきて、どうしたらいいんだろうって思ってたんです。(第30回)(第47回)

でも、そのときは気づいてなかったけど、途中で連載の方向性をシフトしてくださって。「取材は、1カ月を振り返る場なんだ」って感じはじめてからは、ずっと連載が続いていってほしいなって思っていた気がします。

ーーそう思っていてくれたのは、とてもうれしいです。取材では、お話を聞くことはもちろん、写真についても、毎回いろんな思い出がありますね。ここからは写真を見ながら振り返っていきましょうか。

はい!

ーー2015年になって、連載も第100回を迎えて。テーマ性を持たせた「衣装シリーズ」がスタートしたのもこの年でした。(第120回)

そうですね。

ーー「衣装シリーズ」は、最初、佐江ちゃんのマネージャーさんから「衣装にテーマをもたせてやりたいんですが、どうですか?」と、連絡をいただいたところから始まったんです。とてもうれしい提案でした。

バックナンバー