1.5kgの衣類の洗濯から乾燥まで98分で行う日立の「ビートウォッシュ」

日立アプライアンスは7月18日、すでに6月から発売している縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ BW-DV120C」のメディア向け説明会を開催した。

製品は、液体や粉末など洗剤の種類をセンサが検知し、適した洗い方をする新「ナイアガラ ビート洗浄」と、1人1日分とされる約1.5kgの衣類を洗濯から乾燥まで約98分で仕上げる新「おいそぎ」コースが特徴。

2018年度の洗濯機全体の需要は448万台(前年比101%)を見込む。そのうち、洗濯乾燥機が23%にあたる103万台、金額では46%を占める。

さらに洗濯乾燥機の内訳をみると、ドラム式洗濯乾燥機が50万台(48%)、縦型洗濯乾燥機が53万台(52%)とほぼ半々の見込みだ。ここ数年の洗濯乾燥機は、ドラムとタテ型の構成比が半々というトレンドが続いている。

日立では、ユーザー調査から洗濯機の汚れ落ちに対する不満のなかでも3位の食べ物のシミに注目。落ちにくい汚れのついた衣服を洗濯する前に、予洗いしているユーザーの実態にも注目した。

また、洗剤の所有率(複数回答)からは、液体洗剤の濃縮タイプが55%、非濃縮タイプが38%、粉末洗剤が28%と、液体洗剤が主流になっているものの、粉末洗剤の利用も依然として3割弱あることがわかった。

そこで新「ナイアガラ ビート洗浄」では、外槽底面に電導度センサを取りつけて、洗剤の投入量と電気の抵抗の違いから、液体洗剤と粉末洗剤の違いを検知できるようにした。

そして、従来は液体と粉末も同じだった洗浄方法を、洗剤の違いによって変えた。具体的には、液体洗剤のときは内槽底面にあるパルセータ(ビートウィングX)の回転数を上げ、衣類を動かしながら洗う。粉末洗剤のときは、時間をかけて洗剤をしっかりと溶かしてから洗うのだ。

なお、この低水位の高濃度洗浄の時間自体も、従来の30秒から2分30秒に長くしたことで、例えば、ミートソースなど汚れのきつい食べ残しもキレイに洗浄できるようになった。

一方、1日1人分の洗いものの洗濯から乾燥までにかかるトータル時間を、従来の125分から98分に短縮した新「おいそぎコース」では、高速脱水の回転数を上げてしっかりと脱水してから、乾燥運転中の送風ファンの回転数を上げて風量をアップした。

また、従来は一定時間がたった後に水冷除湿をしていたが、新製品では湿度が上がる最適なタイミングで除湿する。槽内の温度をみて冷却することで除湿効率が高まり、乾燥時間が短縮した。

縦型洗濯乾燥機は乾燥までの長時間なのがネックだったが、洗濯から乾燥までの時間が短くなることで、体操着や部活で使うジャージ、軽い汚れのタオルなど、その日に使うものの洗濯がこれまでよりも身近になりそうだ。

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