左から、個人向けの「ESET ファミリー セキュリティ」「ESET パーソナル セキュリティ」、法人向けの「ESET オフィス セキュリティ」「ESET NOD32アンチウイルス」

キヤノンITソリューションズは、日々進化するセキュリティ脅威に対抗する新しい防御機能を搭載したセキュリティソフト「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」を、12月11日に発売する。

従来の検出機能に加えて、ウェブブラウザやメールソフトなどの脆弱性を突いた攻撃を防御する「エクスプロイト ブロッカー」の対象を拡大。Javaの脆弱性に対応し、クラウドによるレピュテーション(評価)を組み合わせて不審な挙動を検知し、被害を防ぐ。

「ESET Smart Security V8.0」には、通信を解析する新しい防御機能「ボットネット プロテクション」を追加。PCに潜伏して不正サーバーからの命令で不正動作を起こすボットを検出する機能で、パーソナルファイアウォール機能を使って、通信の解析、リモートからのアクセスを検知することで、ボットを迅速に検出する。従来のフィルタリング機能と組み合わせた多重防御によって、不正サーバーへの送信につながる不審な通信やアドレスを検知して、標的型攻撃を防ぐ。

対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista/XPで、Windows 8.1/8/7の各Enterprise版と、Windows RTシリーズには非対応。「ESET ファミリー セキュリティ」と「ESET パーソナル セキュリティ」のパッケージ版の価格は3年版、1年版どちらもオープン。

ダウンロード版の税別価格は、「ESET ファミリー セキュリティ ダウンロード 3年版」が6800円、1年版が5800円、「ESET パーソナル セキュリティ ダウンロード 3年版」が4800円、1年版が3200円、「ESET オフィス セキュリティ 5PC+5モバイル」が1万8400円、1PC+1モバイルが6800円、「ESET NOD32アンチウイルス 5PC版」が1万6980円、1PC版のパッケージ製品が4800円、ダウンロード製品が3200円。

なお、各製品のユーザーは無償でバージョンアップできる。バージョンアップ対象は、Windows向け総合セキュリティソフト「ESET Smart Security V8.0」(個人向け製品の「ESET ファミリー セキュリティ」と「ESET パーソナル セキュリティ」、法人向けのクライアント専用製品「ESET オフィス セキュリティ」を含む)と、Windows向けウイルス・スパイウェア対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス V8.0」(法人向け製品「ESET NOD32アンチウイルス」)。