富士通ゼネラルのエアコン400機種がGoogle Homeに対応

寝苦しい熱帯夜の真っ暗な家のなかでエアコンを操作しようと思ったとき、もうリモコンを探す必要はなく、「OK Google、エアコンをつけて」と声をかけるだけですむようになった。富士通ゼネラルは7月19日、同社が2014年以降に発売したエアコン400機種が、Googleの音声アシスタント技術を採用したスマートスピーカー「Google Home」で操作できるようになったと発表した。

Google Homeで音声操作できる内容は、運転のオン・オフや冷房・暖房・除湿などの「運転モード」「設定温度」の変更のほか、1台のGoogle Homeでリビングや寝室など複数のエアコンを操作することも可能になった。

一部のメーカーでは、カスタマイズすれはGoogle Homeに対応するが、その際、1台のリモコンしか操作できない。富士通ゼネラルの仕組みの場合、過去に購入した同社製のエアコンが複数の部屋に設置していれば、それらのエアコンを個別に操作できる。

同社では「キッチンでお皿を洗っていて両手が離せないときに、エアコンを音声操作できるなど、いろいろなシーンでの便利な使い方が考えられる」と、スマートスピーカーによる利便性の高まりに期待する。

Google Homeに対応させるには、別売りの専用無線LANアダプターと、専用アプリの「どこでもエアコン」をスマートフォンにダウンロードする。通信機器の設置と200Vの電気工事が伴うため工事費も別途必要になる。

スマホのアプリを使えば、外出先から帰る際にあらかじめエアコンの冷房運転で部屋を涼しくしておくといったことも可能になる。エアコンのリモコンをよく探すという人にとって、スマートスピーカー対応はうれしい機能となるだろう。