獣医が解説、犬・猫を飼う前に考えておきたい10年後の現実と「介護」の実態

老犬、老猫介護について、最近なぜ話題になっているのでしょうか。老犬介護の実態と、飼う前から考えておきたい将来の様々な問題について、獣医師が解説します。

老犬、老猫介護について、最近なぜ話題になっているのでしょうか。

それはワンちゃん猫ちゃんの寿命も長くなり、飼い主の方々が高齢化して介護が難しくなってきていること、住環境や病気など飼い主の事情で一緒に生活することが難しくなる場合もあり、さらには2013年の動物愛護管理法において、ペットを終生飼養しなければならないという飼い主の責任の明文化があります。

また犬側の事情としては高齢犬には専用の食事が必要であったり、お薬を毎日決まった時間に与えたりしなければならないケースもあり、飼い主の負担が健康な時に比べて増えてきています。
高齢の飼い主の方の場合、飼い主の方が認知症になるケースもありますが、犬も高齢化に伴って夜泣きなど、認知症になるケースもあり、人と同じように高齢化がペットにおいても問題になってきているのです。
 

犬&猫の介護内容

実際の老犬老猫の介護は個体の大きさや品種犬種、健康状態により大きく変わってきます。

腎臓や心臓、内分泌などに病気を抱えてしまっている場合には毎日薬や療法食が必要となり、また関節、骨などに老齢性の変化がある場合には、散歩・排泄の介助なども必要となります。

寝たきりになってしまった場合には、排泄をするたびに体が汚れてしまうため、毎日体をふいて清潔にしてあげ、時にはシャンプーなどで体を部分的にでも洗うことも必要です。

また褥瘡(じょくそう)を防ぐためには一定の時間ごとに寝返りをうたせたりすることも必要です。食欲などが低下したりなくなってきたりした場合には食事を毎日食べさせなくてはなりません。
その子が大型犬の場合は、病院へ連れて行くには車に乗せて連れていくことも必要になってきます。小型犬や猫の場合には、比較的負担が少ないですが、これがグレートピレニーズやバーニーズなどの大型犬になると、かなりの重労働です。

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