これから飼育を考えている方は、その犬種が将来どのくらいの大きさになるのか、その子の介護が必要となる13歳から15歳になるころに自分が体力的にその子を散歩・排泄の介助ができて、車に乗せて病院へ連れていくことができるかどうかを必ず考えておく必要があります。

万が一に時にはペットタクシーやペットシッターなどといったサービスを利用することもできますが、その場合に経済的な負担がかなり発生することも考えておかなくてはなりません。

犬や猫たちは人間よりも数倍早く年を取ります。特に20kgを超える大型犬を迎える時には10-15年後の自分が介護できるかも含めて飼育することを考えるようにしましょう。
 

愛猫・愛犬が要介護になったらどうすればいいの?

では、実際に愛犬愛猫が要介護になったらどうすればよいのでしょうか。

まず食事をきちんと与えることですが、強制的に食べさせなくてはならない時もあります。その場合、流動食を作ってスプーンや注射器などで口の中に入れて食べさせたりします。
脊椎などに病気を抱えてしまった場合には下腹部を抑えて圧迫排尿させて、おしっこを出してあげなければいけません。腎臓などに病気を抱えた場合は、家で点滴などが必要な場合もあります。
歩行が難しくなってきたときや寝たきりの場合には、排泄の不自由もあるので、介助して排泄をさせてあげなければいけませんし、動物用の車いすでのリハビリなども必要になることもあります。

まずは動物病院で見てもらい、通院などが難しい場合には、自宅で抱え込まずに老犬ホームなどの利用も考える必要があるかもしれません。困った時には動物病院に相談してみることをお勧めいたします。