対話型AIサービスを手軽に開発できる

NTTドコモは7月18日、対話型AIサービスのプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」の記述言語仕様と開発環境を、教育研究機関や対話システムの導入を検討している企業に対して、非商用利用に限定して無料公開した。 開発した「自然対話プラットフォーム」は、発話者が問いかけた言葉に対して、その言葉の意図を理解した上で回答する対話型AIプラットフォーム。あらかじめ設定されたシナリオによって対話する「シナリオ対話」機能、曖昧な表現が含まれる話し言葉の意図を理解して、機械学習によってデフォルトで定義されているタスクに自動的に分類する「意図解釈」機能、インターネット上の外部サービスとの連携が可能な「サービス連携」機能で構成し、自由度の高い対話シナリオが作れる。

5月30日に提供を開始したAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」をはじめ、法人向けサービス「自然対話エンジン」を利用した講談社のコミュニケーションロボット「ATOM」、パナソニックが運営する「CLUB Panasonic」のLINE公式アカウントでの録画機向けサービス、NTTドコモが開発したAIチャットボット作成サービス「Repl-AI(レプルエーアイ)」などが採用している。

今回の記述言語仕様と開発環境の無料公開によって、非商用利用に限られるものの、手軽に対話型のAIサービスを開発できるようになる。