舞台版『ダンガンロンパ』シリーズの3作目となる舞台『ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~』が、7月20日(金)に開幕する。その通し稽古に潜入した。

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本作は、ハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズから派生したアニメ『ダンガンロンパ3』を原作とした舞台。“超高校級の○○”という特殊能力を持つ登場人物たちが「最後のコロシアイ」を突きつけられるなかで、“超高校級の希望”である主人公・苗木誠(西銘駿)らが、必死で希望を探していく姿が描かれる。脚本・演出は西森英行。

1作目、2作目とエンタテインメント要素たっぷりで上演されてきた舞台『ダンガンロンパ』シリーズだが、今作は人間ドラマが特に印象的な仕上がり。1作目にも登場する苗木誠・霧切響子(岡本夏美)、朝日奈葵(飯田里穂・工藤紬※Wキャスト)の関係性の変化や、宗方京助(仲田博喜)、逆蔵十三(鮎川太陽)、雪染ちさ(高橋りな・七海)の物語、十六夜惣之助(神永圭佑)、安藤流流歌(山下まみ・石田安奈)、忌村静子(永島聖羅・船岡咲)の因縁など、一つひとつのストーリーが丁寧に描かれており、だからこそ“コロシアイ”から生まれる絶望が切なく刺さる展開だ。

もちろん舞台シリーズならではの、アンサンブルによる身体表現や、華やかなアクションシーン、映像を使った演出なども健在。舞台シリーズの魅力に「3」の物語ならではの深みが加わった作品となっており、演出と芝居の熱にどんどん巻き込まれていく。その中で主演の西銘は、「1」で描かれた苗木誠の記憶も感じられる芝居が印象的。「コロシアイ」という言葉に絶望に染まった表情を見せながらも放つ「あのときとは違うよ。ボクがいるから」という台詞に心揺さぶられる。

稽古後、汗だくの西銘に話を聞いてみると「苗木誠は“超高校級の希望”と言われていますが、稽古場での僕は“絶望”ですよ!(笑)」と笑いつつ、「そのくらい追い込まれながら、みんなでがんばっています。だからすごいものができると思います!」と自信の表情。「設定は非日常的ですが、この中で描かれる人間関係や登場人物の反応はリアル。楽しんでいただけると思うので、ぜひ劇場でハラハラドキドキしてください!」とコメントした。

シリーズ3作目だが単体で観てもしっかり楽しめる内容になっている本作。神田沙也加、中村優一、松風雅也と豪華な映像出演キャストにもぜひ注目を。公演は7月20日(金)から23日(月)まで東京・サンシャイン劇場、27日(金)から29日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、8月3日(金)から13日(月)まで東京・ヒューリックホール東京にて上演。

取材・文:中川實穗

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