「自撮り棒」使用

――お気に入りの自撮りシチュエーションはありますか?

原田:ベッドで撮るのが好きですね。添い寝風に撮ったりします。私の家で一緒に寝ている気分になってねって感じですね(笑)。でも一番ファンの方に反響があるのは、すっぴんで外に出たりしたとき。お仕事の写真ではありえないので、レア感があるのかも。

――自撮りのときのテクニックやマイルールはありますか?

原田:まず、寝起きは撮らないですね。顔がむくんでパンパンになっているので……(笑)。それから下からのアオリの角度もあまり撮りません。エラが出てるので、広角で広がっちゃうんですよ。かっこいいシチュエーションで、アオリで撮る意味があるときは別ですけど。

――たしかに女の子の自撮り写真って、ちょっと斜め上くらいからが多いですよね。

原田:でも、そればっかりだと、この角度しかかわいくないんじゃないかって思われそうですよね。だから私はあえていろいろと変えて撮るようにしています。

――言われてみると、原田さんの自撮り写真は角度も表情もバラエティに富んでいますよね。だからあまり自撮りっぽくないのかも。他にもこだわりポイントはありますか?

原田:目に光を入れる(キャッチライト)ことですね。キャッチライトがないと表情が生きないんですよ。あとは、光が良いシチュエーションを覚えておくといいですね。たとえはハロゲンヒーターの前だと光が柔らかくなります。外なら自動販売機の前で撮ると光が反射してくれて、顔が明るく写ります。あと、私は亀を買っているのですが、亀の甲羅を照らすためのライトをたまに自分に向けて撮っています(笑)。とにかく、写真は光を意識することが大事なんです。

――完全にプロカメラマンの目線じゃないですか!

原田:自撮り歴が長いですから(笑)。