“オープンクエスチョン”で質問をしよう

いろいろ書いてきましたが、「そんなこと言われたら何も聞けなくなっちゃうよ!!」と思った方もいることでしょう。

そういうときはオープンクエスチョンで質問をしましょう。
質問の仕方にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの2種類があります。
オープンクエスチョンというのは、「○○はどうですか?」という質問の仕方です。この質問の仕方をする場合は、聞かれた相手は自由に答えることができます。
反対に「Aですか?それともBですか?」という聞き方をするのがクローズドクエスチョンです。この場合、相手にはAかBの選択肢しかありません。

前項で挙げた質問はクローズドクエスチョンと言うことになります。
では、この「パパ似?ママ似?」というクローズドクエスチョンをオープンクエスチョンに変換してみましょう。

「パパ似だよね?」or「ママ似だよね?」 → 「どちらに似ているの?」

こう質問することでママが答えたいように答えることができます。
「みんなにはパパ似と言われているけど、笑い方は私に似てるよ」
こういう答えが返ってきたら、「確かにパッと見はパパに似ているけど、ニコってしてえくぼができるところはママに似ているね」などと言うことができ、ママの気持ちに寄り添った形で話をすることができます。

この時に大切なポイントは、相手に「どっちに似てると思う?」と言われる前にこちらから質問を投げかけることです。相手に聞かれてしまったらどちらかを答えるしかなくなるからです。

上記のようにオープンクエスチョンをマスターしてママにも質問をするあなた自身にもストレスがかからないように楽しく話をしましょう。

 1979年生まれ、慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業。 2009年より個人向け心理カウンセリングを開始。 自身の妊活経験から、「妊活中も、妊活以外の女性としての楽しみを充実させたい」と感じたことから、2013年より妊活WOMAN向け心理カウンセリングを開始。 LIB Laboratory代表 ブログ