『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』公開記念トークショーの模様

人気ロックバンドのBUMP OF CHICKENが12月5日、都内で自身のドキュメンタリー映画『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』の公開記念トークショーを行った。4人にとってデビュー以来、初のトークショーでボーカル&ギターの藤原基央は「マイクを持たない手をどこに置いたらいいか…」と戸惑いも。ベースの直井由文は「ホームなので暖かいですね。みんな僕らの仲間ですから」とファンの熱気に笑顔を見せた。

公開記念トークショーその他の写真

バンドが2014年4月から7月にかけて敢行し、全20公演で約25万人を動員したライブツアー『WILLPOLIS 2014』を映像化。ツアーファイナルとなったバンド初の東京ドーム単独公演までに密着したドキュメンタリーパートと、ツアーOPアニメーション完全版となる短編アニメ「WILLPOLIS」の2部構成になっており、トークイベントにはアニメパートを手がけた山崎貴監督(『永遠の0』『寄生獣』)も駆けつけた。

藤原は「最初は『我々が映画?』という感じで、他人事にしか思えなくて。でも、山崎監督をはじめ多くの支えによって実現できたツアーを、『こういうふうにできたよ』って皆さんに観てもらうことができる作品になった」と感激した様子。ドラムの升秀夫は「映画ですけど、ライブ感のあるものになったんじゃないかと思います」と手応えを示した。また、ギターの増川弘明は「お客さんが手に取ってうれしくなるってことを考えた」とこだわりの劇場限定グッズについて語った。

現在公開中の『寄生獣』をはじめ、過去にたびたびBUMP OF CHICKENとタッグを組んできた山崎監督は、「BUMPが言っているんだからやりたいと思った」と今回のコラボレーションを述懐。「常に新しいことに挑戦し、成長しているけど、等身大な部分にブレがない」と彼らの魅力を語った。

映画は同日より2週間限定で公開中。来年2月4日にはDVD/ブルーレイ『BUMP OF CHICKEN WILLPOLIS 2014』がリリースされる。

『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014“劇場版』
公開中

取材・文・写真:内田 涼