90年代のキツネキャラといえば、やっぱり彼! 『幽☆遊☆白書』

幽☆遊☆白書 ARTFX J 妖狐蔵馬 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)妖狐へと変身、パワーアップする蔵馬。初登場時は本当に驚きました。そして、萌えました。

『神様はじめました』『夏目友人帳』という人気作を2本ご紹介をしたところで、ここは温故知新。次は、過去の名作を……ということで、ピックアップしたいのが『幽☆遊☆白書』です。

主演声優さんの熱演や印象的な主題歌の数々、まさに90年代を代表する名アニメのひとつで、様々な語り方が出来る作品だと思うのですが、今回は"キツネ萌え"の立場から本作のオススメポイントを。

キツネ好きの視点から本作を観た時に、その魅力は何と言ってもメインキャラのひとりである蔵馬の存在! これに尽きると思います。元々はキツネの妖怪だった蔵馬ですが、傷付いた身体を癒やす為に人間に転生をしたことで、人の営みや愛を知り改心。以降は、人間社会を脅かす妖怪達との戦いに身を置く……というバックボーンからしてカッコ良いキャラクター。

二枚目の美形キャラで、『幽☆遊☆白書』でも飛影と人気を二分するキャラクラーとして、当時の女性アニメファンに絶大なる支持を受けていました。

そんな蔵馬ですが、ストーリーの中盤辺りでより強大な敵に立ち向かうべく、強い妖力を有していた妖狐姿へと変身をすることになります。で、その時の姿というのが何とも艶っぽくて堪らないのです! 普段はクールな蔵馬の頭に生えたキツネのケモノ耳。このクールさと可愛さが同居するアンビバレンツな魅力には、キツネ好きなら抗えないと思います。何を隠そう、この妖狐姿の蔵馬こそが、自分がキツネキャラに萌えるようになった原点でもあります。

また、そういう"萌え"的な視点だけではなく、『幽☆遊☆白書』最大の魅力であるバトルシーンにおいても、蔵馬って名場面が多いキャラクターなんですよ。中でも、妖狐へと変身をして死闘を繰り広げた鴉との美形キャラ対決は、本作屈指の名勝負、ベストバウトだと思います。

キツネ姿へと変身をする場面は、シリーズを通しても数回しかありませんが、そのプレミア感もこれまた良いです。『幽☆遊☆白書』を知らない若い世代のアニメファンにも是非とも観ていただきたい作品であり、名キャラクター。90年代から現在に至るまで、美青年、美少年を演じたらピカイチの存在感を放つ緒方恵美さんのハマり具合も見どころです。