© nihon animator mihonichi, LLP.

「エヴァンゲリオン」シリーズで有名なアニメ制作会社「スタジオカラー」と、ネットサービスを展開している「ドワンゴ」がタッグを組んで、クリエイターたちが「愛と勢い」で作り上げる短編アニメを公開していくプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」が、2014年11月からスタートしています。

 

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これまでに全5作品の映像が公開されており、どれもが「これはもしかして次期TVアニメのパイロット版なのかな?」と思ってしまうくらい“濃密”な世界が描かれていて、短い時間のなかに収まっていることが不思議に感じるほどです。

 

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さらに第1作目「龍の歯医者」に素性不明の覆面作家・舞城王太郎さんが原案・脚本・監督として参加したことや、「機動戦士ガンダム」のアニメ映像と原画を並べて映像化した第5作目「安彦良和・板野一郎原撮集」を、その編集力に定評のある庵野秀明さんが構成・編集を担当するなど、通常では考えられない夢のようなスタッフ構成にも注目が集まり始めています。

アニメ作品の“映像”を見るだけでなく、クリエイターたちのことを知るきっかけになってほしいものですね。

ちなみに「龍の歯医者」を見たという筆者の友人から「アングルというか、見せ方がすごくエヴァっぽい」という感想を聞かされましたが、そりゃそうよ。アニメーション監督は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」で監督を務めた鶴巻和哉さんなんだもの。エヴァっぽいていうかエヴァの人だもん。