(左から)武井壮、アーミル・カーン

現在公開中のGOLDEN ASIAレーベル第2弾となるインド映画『チェイス!』で先日初来日を果たした主演のアーミル・カーンと、同レーベル第3弾のインド映画『ミルカ』(2015年1月公開)に出演している武井壮との極秘対談が実現! ふたりの対談インタビュー映像が届いた。

アーミル×武井壮の対談映像

『チェイス!』は、世界各国でインド映画の歴代記録を塗り替えたアクション超大作。サーカス団の天才マジシャンとして人気を博す一方、幼い時に父を破滅に追い込んだ銀行へ復讐するため、金庫破りを繰り返す主人公が、インド本国から派遣された検挙率ナンバーワン刑事と対決する。

“ミスター・パーフェクト”の名の通り、『チェイス!』でも49歳にして驚異的な肉体を見せたアーミル・カーン。陸上競技・十種競技の元日本チャンピオンでもある武井壮がそのことに触れると、アーミルは「役作りのため、アメリカから体操選手をインドに招き、肉体作りと体操の基礎を指導してもらい、トレーニングは2年行った。体脂肪を減らすため厳しい食事制限もした。撮影中には8~9パーセントまで体脂肪を絞り込んだよ。食事もトレーニングも厳しく、苦労もしたが楽しめたよ」と過酷なトレーニングを振り返った。

また、ふたりはインドと日本の映画についても言及。感受性が強く、感情を表に出しやすいインド人に対し、感情をあまり表に出さない日本人。「だが、それも日本の美徳。多様性があって当然だ。みんな違っているからこそいい」とアーミルはその国独自のスタイルを崩さない姿勢を強調。「もしかしたら日本の映画とインドの映画が混ざっていったら、より素晴らしいものが出来るんじゃないかと思って『ミルカ』に出演させていただきました!」と武井が述べると、「合作映画ができたら最高だろうね。それが実現すれば、お互いに学べるインドの映画人が日本の監督や、俳優から学ぶことは多いだろう」とアーミルが続けた。

そして『チェイス!』や他のインド映画を観るようになってさらにインド映画に出演したい気持ちが高まってきたと語る武井は、これからどんどんインド映画界に進出していきたいと意気込む。そんな武井がアーミルにアドバイスを求めると「今のままで十分だよ。僕は、楽しめる仕事をすることを何より大切にしている。心から感動し、何をするにも楽しむのが僕のモットー」と助言の代わりに独自の人生観を伝授。そんな大先輩アーミルの言葉に武井は感無量の様子だった。

『チェイス!』
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