会見より。左から、板尾創路、佐々木蔵之介、國村隼、三浦涼介 会見より。左から、板尾創路、佐々木蔵之介、國村隼、三浦涼介

佐々木蔵之介と國村隼が主演する舞台『ロンドン版 ショーシャンクの空に』が12月11日(木)に東京・シアタークリエで開幕する。10日、初日を目前にした出演者たちが会見を開き、意気込みを語った。登壇者は佐々木、國村、三浦涼介、板尾創路。

舞台『ロンドン版 ショーシャンクの空に』チケット情報

映画も名作として人気の高い『ショーシャンクの空に』。ショーシャンク刑務所を舞台に、理不尽な状況下での希望の尊さを描き出す物語だが、囚人であるアンディ役の佐々木は「稽古場でも人として扱われないことが多い。また今日も殴られるのかと思うと毎日とても苦しかった…」と稽古での苦労を語る。一方、古参の囚人レッドに扮する國村は「佐々木君が身体を張っている分、私は一生懸命セリフをしゃべっています。レッドはお客さまをお話の世界に誘う語り部でもあるので、ひとりでたくさんしゃべらなあかんのです」と別の苦労があるよう。そんな先輩を横目に若手の三浦が「先輩方が(稽古を重ねるにつれ)どんどん辛そうになっていくのですが、僕はそれを見守るしかなかったです(笑)」と発言すると、年長者たちは一様に苦笑を浮かべていた。

また作中、佐々木が肉体美を披露するシーンもあるとのことだが、記者から「女性ファンにとっては嬉しいシーンなのでは?」と問われると、「まぁ囚人なので、所長に言われるがまま(脱ぎます)。でもあれ、見て嬉しいシーンかあ!?」(佐々木)、「別に私らが見てもドキドキもせぇへんし。男にはわからんね~!」(國村)と困惑しつつも大笑い。出演者18名は男性のみ、そのありがたみは通用しなかったようだ。

最後に佐々木が「だんだん寒くなってきましたが、汗をかき、男だけで本当に熱い舞台を作っています。そして本当に“希望”のある舞台です。劇場でお待ちしています!」とアピール。公演は12月11日(木)から29日(月)までシアタークリエにて。その後宮城、愛知、広島、大阪、福岡でも上演される。チケットは発売中。