なるほど。車内でビデオというのは確かに効果的です。言われてみて気が付きましたが、確かに子供のビデオって、撮ることは撮っても、上映会ってなかなかしないですよね…。撮って満足というお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。これは盲点だったかもしれません。

また、

「近年、子どもと社会との接点が希薄になるなか、おじいちゃん、おばあちゃんと共に過ごすことで得られる学びや絆は、親とは異なる貴重な経験となり、"旅育"の観点からも意味のあるものです。
一方でおじいちゃん、おばあちゃんからすると、普段コミュニケーションを取ることの少ない孫との共通の話題に悩むという話も耳にします。そんな時には、アニメキャラクターが出てくる歌のビデオやクイズ、子どもが好きなTV番組や映画などの映像を用意しておき、車中でのコミュニケーションに活かすのも有効です。」

というアドバイスも。長い時間、共に過ごす三世代のドライブでは、映像のように簡単にコミュニケーションできるネタを準備しておくと、もっと楽しめる! ということですね。
 

ドライブを快適にする、カーナビの進化にも注目

では車内で映像を楽しむには? というと、やはりカーナビが便利ですよね。最近はカーナビメーカーもでも映像機能の充実化を図っています。例えばパナソニックのニューモデル「美優Navi」では、市販のカーナビの中では初めてブルーレイディスクの再生に対応しました。

5年ほど前までは家庭のレコーダーもDVDモデルが主流でしたが、今ではすっかりブルーレイへと置き換わり、「高画質」で「大容量」がスタンダードとなっています。そしてそのトレンドはカーナビにもやってきたのです。

ブルーレイなら、子供の活躍を収めた映像も高画質で視聴することができます。また、レコーダーで撮り貯めたアニメや子供番組をムーブ(ダビング)を1枚に何話も収めらたりもOK。それらを車内で上映すれば、おじいちゃん、おばあちゃんと子供とのコミュニケーションのキッカケとして活躍してくれるに違いありません。

このような場合は、別売りのカメラ付きリアモニターが便利です。後部座席で無理ない姿勢で映像を楽しめるのはもちろん。カメラを通じて、後部座席で楽しんでいる子供とおじいちゃん、おばあちゃんの様子をカーナビの画面で確認できるんです。

これなら、助手席に座っていても「後ろは何しているのかな?」とコミュニケーションの様子を確認できますし。運転手もまた安心して運転に集中できることでしょう。

「美優Navi」の特徴はエンタメ要素だけではありません。ベーシックなナビ機能も分かりやすく、新設に追求されています。たとえば、画面に表示されるガイドも大きいため、通知を見逃すこともありません。加えて音声でのガイダンスや警告にも対応しているのも優秀です。

ナビが大事なことはちゃんと教えてくれるので、初めての道でも肩の力を抜いて運転することができますよ。もし、パパと交代でおじいちゃんが運転することになったとしても、これなら安心ですね。
 

車内コミュニケーションを「旅」の思い出に

村田さんが提案しているように、旅行は目的地に着いてからではなく、その過程である移動時間もまた旅の思い出の1ピースです。また、同時に子供にとって貴重な『旅育』のステージでもあります。

高機能なカーナビを導入すれば、これまで退屈だった車内でも、リビングルームのような、会話が弾む家族だんらんの場へと早変わり。三世代旅行をより楽しい時間へとグレードアップすることができますよ。

まもなく訪れる年末年始。初詣や旅行など三世代でドライブをするシチュエーションは特に増てきます。この冬は、家族の絆を深めるような車での移動時間の使い方や車内環境を準備してみてはいかがでしょうか。

ガジェット、PC、家電を中心にフリーライターとして活動中。ウレぴあ総研をはじめ、ハピママ*、ギズモード・ジャパン、コタク・ジャパンなどのWebメディア。雑誌・ムックなどの紙媒体などでも幅広く執筆。趣味は「農業」、ライター仲間からは「兼業ライター」と言われることも。