LOVE、ライブの模様 LOVE、ライブの模様

シンガー・ソングライターのLOVEが、12月10日にCafe & Dining ballo ballo 渋谷店で、カフェライブを開催。事前にTwitterやFacebookで募ったリクエスト曲を中心に、人気曲から懐かしいナンバーまで、普段とは一味違うセットリストでライブを行った。

「ちょっと早いけど、今年1年ありがとう」と伝えると、カフェならではの温かみのある光のもと、アコースティック・ギターの弾き語りで人気ナンバー『君は僕のセンユウ』を演奏。続いて「今日は基本的に私ひとりなので、ビートは皆さんの手拍子。まかせてもいいですか?」と観客の手拍子にあわせて、『KISS ME IN THE RAIN』や『未来へ帰ろう』を披露。ほっこりと温かい雰囲気を作りあげた。

ファンからのリクエストということもあって、心に染みいる静かな楽曲にもリクエストが寄せられた。母の日の歌『ヒヒノハ』や『Don’t Be Sorry』は優しく歌い上げ、「あなたを忘れるその前に」ではしっとりと寂しげな歌声を響かせた。観客は彼女の美しい歌声に聴き入った。最後はライブの定番曲『オドレイ』で観客と賑やかに騒ぎ、第1部を終了した。

第2部は、GREAT3のドラマー白根賢一を迎えたセッション・ライブ。これまでも数々のミュージシャンとセッションを行い、その度に素敵なアレンジでファンを楽しませてきた彼女。今回は、『優しい出来事』のボサノバ・バージョンで幕を明けた。ドラムが入ったことで厚みを増したステージは、『ALWAYS NEW AGE』で観客が総立ちに!観客にお題をもらって即興で演奏する恒例のコーナーでも2人はセッションし、“STAP細胞”をテーマにマイナー調で激しいロックナンバーを披露し、観客を沸かせた。白根を送り出した彼女は、ひとりステージに残り、ライブのテーマである『ツリーを飾ろう』を披露。この1年に感謝しながら、未来への希望を祈るように歌い上げた。

「来年は、今年以上にライブを増やしていこうと思います」と抱負を語った彼女は、来年で4回目の開催を迎える“LOVEの今日ここ大阪にいるという事”を3月7日(土)にサンケイホールブリーゼ(大阪府)で行うことを発表。さらに、ひとり弾き語りワンマンライブツアー“Singer Song Guitar Caravan”も決定。3月14日(土)大阪・umeda AKASO、3月15日(日)愛知・オキナワAサインバーKOZA、4月3日(金)東京・SHIBUYA TAKE OFF 7で開催。

取材・文:門 宏