第36回PFFぴあフィルムフェスティバル

今秋で36回目を迎えた映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”が現在、京都で開催されており、18日(土)からは名古屋で、20日(土)からは神戸で開催される。世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”はこれまで数多くの映画監督を輩出しており、今年も活躍が期待される監督たちの作品がそろっている。

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“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった528作品の中から21作品が入選作として上映され、各会場で入場者の投票により、京都賞、名古屋賞、神戸賞が決定する。

また映画祭ではアワードの入選監督から企画を募り、PFFが製作から公開までをプロデュースするPFFスカラシップを実施。内田けんじ監督の『運命じゃない人』、石井裕也監督の『川の底からこんにちは』など人気作を数多く手がけており、先ごろ鶴岡慧子監督の最新作『過ぐる日のやまねこ』が完成した。映画界もこれらの作品を高く評価しており、先ごろ、スカラシップ作品のプロデューサーを務めてきた天野真弓プロデューサーが、優秀な作品の完成に大きな貢献を果たしたプロデューサーにおくられるSARVH賞を受賞。講評では「これまでの長きに渡る天野真弓氏の業績に対して、SARVH賞を授与できることは、この賞が創設されて十年という節目の年に最もふさわしい」というコメントが出された。

ちなみに今年のPFFアワードの入選監督もスカラシップの権利をかけて各監督の企画提出が予定されており、映画祭で“明日の映画界を担う才能”を発見することができそうだ。

第36回PFFぴあフィルムフェスティバル
12月19日(金)まで 京都シネマ
12月18日(木)から21日(日)まで 愛知県芸術文化センター
12月20日(土)から23日(火・祝日)まで 神戸アートビレッジセンター
2015年1月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ で開催