会見に登壇した吉田卓郎代表取締役CEO

ログバーは7月31日、都内で会見を開き、接客に特化した新型オフライン翻訳機「ili PRO(イリー プロ)」の販売受付を開始したと発表した。今回販売するのは法人のみ。コンシューマ向けには、引き続き「ili」を販売する。

吉田卓郎代表取締役CEOは、「iliは10万人以上に利用されているが、接客に使えないかという問い合わせが1万件以上あった。iliは、海外に旅行に行く方々に向けた翻訳機だったが、ili PROは訪日外国人客の接客時に活用していただけるよう調整した」と開発背景を説明した。

ili PROは、iliの「完全オフライン」「最速0.2秒の翻訳」という機能を残しながら、接客向けに翻訳精度を向上させた新モデル。翻訳エンジン「STREAM 2」を、情報通信研究機構(NICT)と共同開発した。

PCと接続して「ili クラウド」機能を使えば、商品名や店名、地名、駅名などの単語が追加できる。また、ショートカットキーワードと翻訳文を登録することで、必要なフレーズをすぐに呼び出せる「ショートカット」機能を追加した。

対応言語は、英語、中国語(北京語)、韓国語の3か国語。「訪日客の91%は、この3言語で対応できる」(吉田CEO)という。PCに接続する必要はあるものの、訪日客への貸し出し用に、入力を3か国語に設定して、出力を日本語に変えることもできる。ili PROで対応しきれない場合を想定して、電話で主要な外国語15言語を通訳する「電話通訳」サービスを用意。365日24時間、多種多様なトラブルに対処する。

同時に、ili PRO、クラウド、電話通訳をセットにした「ili インバウンド」サービスの提供を開始。修理、交換サービスも受け付ける。月額は2980円から。吉田CEOは、「起動時間や安定性がオフラインの強み。現場で実際に使える翻訳機として、活躍の場を広げて、言語の壁のない世界をつくっていきたい」と意気込みを語った。

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