横浜市営地下鉄の駅構内で「au Wi-Fi SPOT」を利用できる場所の目印となるステッカー(左)と、横浜市営バスで利用できる場所の目印となるステッカー(右二つ)

KDDIと沖縄セルラーは、1月30日、横浜市営地下鉄の駅構内(改札口付近やホーム)で、auスマートフォン向けの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を提供すると発表した。

「au Wi-Fi SPOT」は、空港、駅、カフェ・レストランなどで利用できる公衆無線LANサービス。パケット通信料定額サービス「ISフラット」または「プランF(IS)シンプル/プランF(IS)」を契約していれば、無料で利用できる。なお、iPhone 4Sユーザー向けには、2013年11月末まで、契約プランにかかわらず無料で利用できる「iPhone 4S au Wi-Fi SPOT スタートキャンペーン」を実施している。

横浜市営地下鉄のセンター北、センター南、新羽、川和町の各駅は1月30日から、仲町台、上永谷、都筑ふれあいの丘の各駅は2月末から、中山、下永谷、高田、日吉本町、戸塚、舞岡の各駅は3月末から、その他のグリーンライン・ブルーラインの各駅では4月以降、順次サービスを開始し、8月末までに全40駅で利用できるようにする。対応機種は、当初はauのAndroid搭載スマートフォンで、auのiPhone 4Sには3月下旬に対応する予定。

「Wi-Fi SPOT」のスポット数は、昨年12月28日時点で6万を超え、今年3月末には約10万スポットで利用できるようになる予定。利用可能なスポットは「au Wi-Fi SPOT」のウェブページから、エリアやカテゴリ(ジャンル)で絞り込んで検索できるほか、キーワード、最寄駅でも検索できる。

また両社は、2月1日から横浜市営バスの一部路線で、車内の安全性や利用マナーの確認のための実証実験として、一般の路線バスとしては国内初となるバス車内での公衆無線LANサービスを開始する。対象路線は、観光スポット周遊バス「あかいくつ」と市営バス111系統「上大岡駅前~港南台駅前」の2路線で、市営バス111系統は2月上旬開始予定。また、auのiPhone 4Sは、横浜市営地下鉄同様、3月下旬に対応予定。