日本人向けのパンケーキ

そして最後を飾るお店は、かつては「モトヤ(モトヤ.パンケーキリストランテ)」の店名で親しまれていたパンケーキレストラン「Pancake Ristorante(パンケーキ リストランテ)」。元町・中華街駅3番出口から徒歩3分のところにある。ハイセンスさが漂う。


オーナーさんこだわりのオリジナル家具が並ぶ。フロアが3つあり、どこも落ち着く。

海外のパンケーキ文化を日本でも取り入れようと、2005(平成17)年に「モトヤ.パンケーキリストランテ」として営業を始めた同店。2011(平成23)年にリニューアルし、それに伴い店名も「Pancake Ristorante」に改名。「何を提供しているお店なのか、よりわかりやすい名前にしました」とお話してくださったのは、店長の岩崎さん。丁寧な接客が印象的なナイスガイだ。元々はカフェの要素が強く、ランチタイムにはライスメニューを取り入れていたこともあったが、現在はパンケーキ一筋。

 

客層は女性客が多く、学生からご年配の幅広い年齢の方がいらっしゃるそう。が、「男性のお客様もたくさんいらっしゃいますよ」ですって! シンプルでおしゃれな同店は、男性が1人で利用しても全然良い感じだもんな。平日は約150人、土日は約300人を超える利用客でにぎわう。

「平日、休日ともに午前11時から午後2時が込み合いますね。休日はお待たせしても30分ぐらいでしょうか。午前9時から午前10時はブレックファストの時間帯で、比較的すんなりお通しできます。」とのこと。平日は予約もできる。

「特別な非日常として過ごすよりも、ふらっと気張らずに立ち寄っていただけるお店でいられればと思っています。コーヒー1杯だけでも大歓迎です」と岩崎さん。

 

季節のメニューも充実。どれもパンケーキが付いてくる

「同店のパンケーキは、日本人に合うものを独自に開発したものです」とのこと。なるほど、海外のパンケーキそのものを、というよりは、海外の人が日常的に食べるパンケーキの日本バージョンを、ってことなのかしら。

オーナーさんが世界中のパンケーキを食べられて、試行錯誤を重ね、現在のパンケーキに至ったそう。「オーナーは探究心の強い人なんです」と岩崎さんがおっしゃっていたが、すごすぎる。これは心していただかねば。

山下公園周辺のパンケーキ店では一番の老舗である同店。多くの方から愛されるメニューは!?