園からの帰宅後、いかにスピーディーに夕食を準備し、子どもの眠気と戦いながら、食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけるか……。

それは、乳幼児を育てるすべてのママにとって、重大なテーマ。特に働くママの場合、子どもの就寝時間が翌日の自分のパフォーマンスをも左右するだけに、試行錯誤して悩む人が多いはず。

そこで今回は、先輩ママたちに、帰宅してから夜子どもを寝かしつけるまでの時短術を聞いてみました。

「これはうちではアリ!」「うちでは絶対しない!」というように、ママによって意見が分かれるワザについては、OK(アリ)派・NG(ナシ)派両者の声を紹介します。

夕食は朝のうちに用意!

OK派の声

  • 「習い事などで遅くなる日は、朝のうちに夕食の支度を進めておき、帰ってから温めるだけで済むようにしていました。切ってレンチンして和えるだけ、という和え物レシピのバリエーションを幅広く持っていると便利」

帰宅が6時、7時以降になる場合、一から夕食をつくり始めると、どうしても寝る時間が遅くなってしまいますよね。ママたちの多くは、朝の時間を利用して対策しているようです。

完全におかずをつくっておいて、帰ったら温めるだけ、という人もいれば、下ごしらえだけ済ませておくという人も。

ほかに、「土日におかずを大量につくり置きしておく」というママも複数いました。

NG派の声

ただ、なかには「早起きは苦手だし、土日は土日で予定が多いので、朝のうちに用意するのもつくり置きもムリ」というママも。

つくり置きNG派のこのママは、平日の夕食は、チャーハン、パスタ、炒め物、丼など、超時短メニューのレパートリーを回して切り抜けているそうです。

お風呂はごはんの前に済ませる

OK派の声

  • 「我が家では、夕方の帰宅時間に合わせてお風呂をセットしておき、帰ったらすぐに入ります。その後に夕食を食べさせ、早めに歯磨きをするので、7時から8時に必ず寝ます」

このコメントをくれたママは、夕食後は疲れて入れるのが面倒になってしまうのと、子ども自身も眠くなってお風呂を嫌がることが多かったので、お風呂を先にしてみたとのこと。

結果、その方がスムーズだと気づいたそうです。それにしても、7時から8時に就寝とはかなり時短上手!

このほか、「普段はごはんの後にお風呂だけど、子どもが眠そうだったら先にお風呂にしちゃいます」という声も寄せられました。

NG派の声

一方、「先にお風呂はムリ」というママの声も……。

  • 「子どもがお腹をすかせているので、自然に先にごはんになります。我が子は帰宅後、食卓のイスに直行」
  • 「帰宅する頃には子どもも腹ペコなので、夕食をつくっている時間さえ待てなくて、お菓子やパンを食べちゃってます…」

「先にお風呂」は時短術としてはアリですが、帰宅が早めのときに適したワザといえそうです。

食後のデザートで“夜のおやつ”を防止

OK派の声

  • 「ごはんの後は必ずデザートをあげて、それで食事は完了にしています。デザートは基本果物ですが、急いでいるとき、自分自身が疲れていて果物の皮さえむきたくないときのために、ヨーグルトやゼリーも、時短アイテムとして常備しています」

食事が済んだ後に、「お腹すいた」と言い出したり、おやつを食べたがったり……。子どものきりのない要求を予防するには、食後のデザートが有効なようです。

家族とゆっくりデザートタイムを楽しむことで、心も満たされるのかもしれませんね。

NG派の声

しかし一方で、ある男の子のママからはこんな声も。

  • 「夕食後に何も食べさせないで寝かせると、結局、電気を消してから『お腹すいたー』と泣き出して起こされることになるので、寝る前にバナナやせんべいなどを与えています」

食欲旺盛な子には、適度に夜食やおやつを与えておいた方がいい場合もあるようです……。