4: 柳のようにしなやか

NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』の平成28年6月17日放送回では、お祝いのシーンにこんな言葉が出てきました。「人生は柳のようであれ」。

長い人生では、激しい嵐が起こることもあり、強い風が吹くこともある。でも、そんな状況になっても、柳のようなしなやかさをもって耐えると、いつか必ず青空は戻ってくる。

そんな意味を込めた言葉だそうです。

柳という植物は風にあおられると、風に逆らうことなく揺れます。風がおさまるころ、柳は元の場所に戻ってきます。相手の力をうまく活かして、自然体でたゆたう。

それはつまり、しなやかな芯を持っているということ。

何があってもまずは受け止めて、どっしりと構えて、柔軟な対応をする。そんな柳のような女性が放つ魅力は絶大です。

5: 飽きさせない

ヒト・モノ・コト…日々ふれていると、どんなものでもいずれ飽きがきます。

だからこそ、メーカーは商品を進化させ、お店は新たにキャンペーンを実施し、というふうに変化している様を消費者に見せます。

それと同じで、自分自身もずっと同じではなく、少しずつアップデートされていきます。意図する変化もそうでない自然な変化もあるでしょう。

さまざまな変化を相手に見せられる女性は、男性を飽きさせません。

「面白い」「こんな面もあるんだ」と思わせ、一緒にいたい、これからも見ていたいと思わせるのです。

現状維持も大切なことですが、同時に自分を少しずつ更新していく。そんな意識があるだけで、手離したくない女性になれます。

手離したくない女性=その男性にとって特別な女性、ということです。1日1日を真摯に生きることで、そんな女性に近づいていけるはずです。

そのためにはまず、自分自身も愛を持って相手を特別に感じながら過ごすこと。

与えられるのではなく、与えてこそ、愛が育つものです。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。