第3位 フィジー

フィジー

2018年7月より成田からの直行便が就航し、今もっともアツい旅行先といえるのが南太平洋の楽園・フィジー。

フライト時間は片道約9時間とそこそこ長いのですが、乗り換えなしで行けるのはやはりラク。年間を通して平均気温は25度前後と、温暖で過ごしやすい気候です。

本島にもリゾートホテルが林立していますが、やはりおすすめは離島。

子連れには、本島から船で1時間と比較的手軽に行けるマヌザサ諸島がおすすめです。ここまでくると、海の美しさはケタ違い!

白砂のビーチでのんびり過ごしたり、熱帯魚と一緒に泳いだり。ほとんどの高級ホテルには無料または格安のキッズクラブがあり、多彩なプログラムで国際交流が楽しめます。

フレンドリーでやさしい“フィジアン”との出会いも、楽しみのひとつです。

フィジーは世界幸福度ランキングで1位に選ばれた“世界一幸せな国”。たくさん笑い、のんびりと暮らす人々から、学ぶことも多いかもしれません。

第2位. ニュージーランド

ニュージーランド

成田から玄関口のオークランドまでは約11時間。

さらに、マウント・クックやテカポ湖などの見どころが集中する南島の拠点・クライストチャーチまでは飛行機を乗り継いでさらに1時間半かかります。

フライト時間の長さは確かなデメリットですが、それ以外は自然よし、食事よし、治安よしといいところづくし! 時差が3時間と少ないのもメリットです。

世界遺産「マウント・クック」には、遊歩道が整備されたハイキングコースが数カ所あり、子連れでのハイキングにおすすめ。我が家は子どもが5歳の時に最も有名な「フッカーバレートラック」に挑戦しましたが、アップダウンが少なく子どもの足でも無理なく制覇できました。

ニュージーランド

世界一の星空が見られる場所として有名な「テカポ湖」も見逃せません。星空の美しさはもちろんですが、ミルキーブルーに輝く昼間の景色も必見。現地の春にあたる11〜12月頃にはルピナスと呼ばれる美しい花が咲き、うっとりするほどの美しさ。できれば2泊ほどして、のんびり過ごしたい街です。

めずらしい野生のペンギンを間近で見られるのも、ニュージーランドの魅力です。体長約30cm、体重約1kgと世界最小の「ブルーペンギン」を見物する拠点となる「オアマル」の街は、美しくおしゃれな雰囲気。

運が良ければ自分で見ることもできますが、確実なのはブルーペンギンを保護している施設「ブルーペンギン・コロニー」に行くこと。

夕暮れ時、群れをなし巣に戻るたくさんのペンギンを見学できます。

小さな体でよちよちと歩く姿は、なんともユーモラスでキュート。ペンギンにストレスを与えないために写真撮影はNGですが、子どもの心にしっかりと刻まれるはず。

1位 コタキナバル(マレーシア)

マレーシア

成田空港からマレーシア航空の直行便で約6時間のお手軽リゾート。

コタキナバルの魅力は、美しい海やプールでのリゾート滞在とジャングルでのプチ冒険、ユニークな民族文化体験をすべて一度に楽しめることです。

例えば写真の「シャングリラ タンジュン アル リゾート&スパ」には、大小のスライダーが付いたキッズ用プールや無料のキッズクラブ(託児)、子ども向けのキッズビュッフェなど子連れ向けのサービスが充実しています。

こうしたホテルに滞在して子どもをたっぷりと遊ばせつつ、日帰りのオプションツアーを盛り込めば、親も子も満足の旅になりますよ。

マレーシア

コタキナバルで絶対参加したいのが、小型のボートに乗ってジャングルの川を進む「リバーサファリ」。

固有種のテングザルをはじめ、頭の色が元サッカー選手に似ているベッカムザルなどの野生動物を観察できます。

その後は港で夕食をとり、日没後に再びクリスマスツリーのように煌めくホタルを鑑賞するクルーズに繰り出す、というコースが一般的。滞在ホテルからの送迎付き&日本語対応のツアーも多いので、安心です。

マレーシア

市街地から車で約40分のところにある「マリ・マリ文化村」は、先住民族の多様な文化にふれられるテーマパークのような場所。

吹き矢に挑戦したり、腕に模様を入れてもらったりと、次から次へと楽しいイベントがあるほか、ハイレベルな民族舞踊も披露してくれます。甘いお菓子や伝統料理などの試食も豊富で、食いしん坊な子どもにもぴったりですよ。

こちらも、旅行会社の半日ツアー等で訪れるのが一般的です。

マレーシア航空はひんぱんにセールを実施しているので、飛行機代は格安。お手頃なツアーも豊富で、ホテル代や食事代などの物価も安いので、気軽に出かけられますよ。

LCCの普及で、家族旅行の選択肢はどんどん増えています。定番を卒業して、いつもとはひと味違う家族旅行を楽しんでみませんか?

 

 

 

旅・子育て媒体を中心に取材・執筆するフリーライター。学生時代のモロッコ一人旅から始まり、グアテマラへの短期留学も経験。出産後はハワイ各島やニュージーランド、フィジー、国内など各地へ出向き、子どもも親も一緒に楽しみながら成長する家族旅に力を入れている。