無口気味

自分からあまり喋らない男性、筆者は正直苦手です。その手の男性がよく言うのは「どちらかと言うと人の話を聞くほうが好きだから」。

とはいえ、聞き上手かというとそうとも限らず、リアクションが薄かったり、ちゃんと聞いていなかったり…なんてことも。

一方で、こちらから質問を投げても、あまり盛り上がらない。これはもう「無口」以外の何者でもないとわかれば、こちらが遠慮なく話をすればいいのです。自分が喋りたくなったら喋ってね、というスタンスでOK。

さらに無口であることにはメリットもあります。「うるさくない」「静かである」ということと、「クールに見える」ことです。

一回り近く年下

「12歳も年下なんて無理」「10歳下ってけっこう若い(からちょっと…)」。そんなふうに思う人もいるようですが、年下を避けるのはもったいないです。

年齢なんてただの番号です。賢さや面白さ、成熟度、人としての器の大きさなどに、年齢は関係ありません。年上だろうと年下だろうと、困ったちゃんはいます。

ここで一回り近く年下の男性特有の魅力を綴るなら、自分とは違う世代に生きているぶん、自分とは違う文化のなかに暮らしていること、といえるでしょう。

自分が知らない作品やコミュニケーション、言葉など、若い文化にふれるのは、未知にさわるということであり、確実に学びになるはずです。

女性経験がない

性的な場面でも「男性にはリードしてほしい」「そこそこ経験豊富であってほしい」という女性は多いと思いますが、男性が主導権を握る=男性が好きなことをする、ということです。

それが自分の好みではなかったとしても、ある程度それを受け入れなければなりません。独りよがりなセックスをする男性、テクニックに根拠のない自信を持つ男性だったら最悪です。

一方で、願望はあっても残念ながら機会がなく、女性経験がないまま大人になった男性はいます。女性経験がない男性の場合、自分がレクチャーすることで、自分がしたいことを楽しめるチャンス。

まだ「色」が付いておらず、動画などのコンテンツで得た現実離れした情報しか持たない彼らには、正しい知識を伝えればいいんです。素直で学習意欲がある男性なら、女性がしてほしいセックスができる人になります。

「そういう男性は無理」と一刀両断するのではなく、ちょっと心配になる要素を持っていたとしても、それがポジティブな一面にならないか、考える時間を設けてみてはどうでしょうか。実は彼、いい男かもしれません。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。