「iD」はキャッシュレス決済の本命の一つ?

毎月のデータ通信量が3GB以下なら、大手キャリアより、MVNOのほうがデータ通信料金は安く済む。しかし、ポイント込みで考えると、ドコモユーザーの場合、MVNOにあえて乗り換えずに、新たにドコモのクレジットカード「dカード/dカード GOLD」を作って、リアルでもオンラインでも使える「dポイント」をより積極的に貯める戦略も「あり」だと考える。 そもそも、リアル店舗のdポイント特約店やオンラインショップ「dショッピング」の利用頻度が高ければ、「dポイント」は、5つの主要共通ポイントサービスのなかでも、かなり「貯まりやすいポイント」になっているはず。「dカード/dカード ゴールド」を保有すると、ポイントゲットのため意図的に購入先を変えなくとも、貯まるスピードが加速する。キャンペーンにつられ、先日、入会手続きを行い、2か月ほど使ってみたので使い勝手をレポートしよう。

なお、「dカード GOLD」に相当するゴールドカードとして、KDDIは「au WALLET ゴールドカード」、ソフトバンクは「ソフトバンクカードプレミアム」を展開している。auユーザー、ソフトバンクユーザーは、各カードの紹介ページを参照して欲しい。

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普段の買い物=電子マネー&クレジット払いで「dポイント」を貯める!

2015年11月、NTTドコモが発行するクレジットカード「DCMX」は「dカード」に名称を変更。同年12月には、+d戦略の一環として、ドコモ回線の利用金額に応じて貯まるポイントの名称は「ドコモポイント」から「dポイント」に変わり、後発ながら、最初から多くの顧客基盤をもつ共通ポイントサービスとしてスタートを切った。以降、dポイントの利用可能店舗は順次拡大し、現在は、ドコモ以外の多くの店舗でも貯まる/使えるようになっている。

カード型の「dカード/dカード ゴールド」は、チャージ不要の後払い電子マネー「iD」を搭載し、さらにdポイントカードを兼ねた一体型カードとなっており、「おサイフケータイ」と同じように、店頭の決済用端末にカードをかざすだけで、キャッシュレスで支払うことができる。

シルバーカラーのノーマルな「dカード」は、前年度に1度以上利用すれば年会費無料。対して、ドコモが強く推しているゴールドカードの「dカード GOLD」は、年会費(税別1万円)は必ず発生するが、「dカードGOLD ケータイ補償」「国内空港ラウンジ無料」「旅行損害保険」など、さまざまな特典が付く。

「dカード/dカード GOLD」は、一般的なクレジットカードと同様、オンラインで利用状況を確認できる。その際のログインIDは、何と「dアカウント」とそのパスワードなのだ。一般的に「Web明細」といわれる翌月以降の支払い予定金額の表示などもシンプルだ

スマホを頻繁に買う層には、ゴールド特典の「dカードGOLD ケータイ補償」が魅力という。ただし、カード1枚につき1端末、補償期間は購入から3年間・最大10万円に限られる。電子マネー「iD」で端末代金をiDで支払うと、「iDキャッシュバック」として、10%ポイントバックされる点もおトクなポイントだ。

これまで「iD」を使っていなかったので一連の仕組みの理解に苦労したが、「dカード」は「iD」決済(FeliCa決済)を基本とし、非対応の店舗ではクレジットカード決済になるとみなすと理解できた。電子マネー対応決済端末は「駅ナカ」内の店舗やコンビニでは標準となっているが、デパートなどではまだ少ない。その両方をカバーする「dカード/dカード GOLD」は、利便性の高い、今後の伸びしろの大きそうなキャッシュレス決済サービスの一つといえるだろう。

さまざまなキャッシュレス決済の手段のうち、FeliCaを搭載したiPhoneやApple Watchシリーズで、電子マネーの「モバイルSuica」をエクスプレスカードに設定して使うと、スムーズに改札を通過したり、買い物代金を支払ったりできるため、1、2を争う便利さだ。筆者が使っているのはApple Watchだが、最大の利用用途であり、決済した後、チャリンと音が鳴るギミックも楽しい。

新たに「dカード GOLD/iD」を使い始めて以来、財布から紙幣や硬貨を取り出す機会は極端に減り、財布は「紙のポイントカード・診察券入れ」になりつつある。Apple Watchの「モバイルSuica」との使い分けでほぼ全て回ってしまうのだ。「dカード/dカード GOLD」に限らず、キャッシュレス決済の本命として「iD」に注目したい。(BCN・嵯峨野 芙美)

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