『攻殻機動隊 新劇場版』(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

シリーズ連載開始から25周年を迎えた人気作『攻殻機動隊』の新作映画の正式タイトルが『攻殻機動隊 新劇場版』に決まり、今年初夏に公開されることが決定。特報映像が公開された。シリーズの“はじまり”を描いた『攻殻機動隊ARISE』に続いて黄瀬和哉が総監督を、冲方丁が脚本を務める。

『攻殻機動隊 新劇場版』特報映像

本作の舞台は、社会のありとあらゆる場所にネットが張り巡らされ、国家や社会の構成ユニットがそのカタチを何とか保とうとしている近未来。そこでは高度に発達した科学技術によって人間の組織を“義体”と呼ばれる外部パーツと交換したり、人間の脳や中枢神経をネットと直接つなぐ“電脳化”が進行している。本作は内務省直属の独立部隊“攻殻機動隊”を率いる草薙素子の出生の秘密を描くオリジナル・ストーリーで、攻殻機動隊の起源が明らかになる。

本シリーズはコミックから多くの映画やTVシリーズが誕生し、様々な設定やキャラクターが存在しているが、『新劇場版』では『…ARISE』に続いて坂本真綾、塾一久、沢城みゆき、中井和哉らがキャストを担当。コーネリアスが音楽を手がけ、野村和也が監督を、大久保徹が総作画監督を務める。原作者の士郎正宗は「25年前には『攻殻機動隊』というタイトルがこんなに長く生き延びて、遠いところまで旅をする事になるとは思わなかった。関係者諸氏に感謝すると共に、今回も既存作品同様、多くの方々に楽しんで頂ける作品になる事を祈っている」とコメントしている。

『攻殻機動隊 新劇場版』
2015年初夏全国ロードショー