ウィーン初演から20年、2012年版『エリザベート』始動

2012.2.1 17:48配信
『エリザベート』製作発表より 『エリザベート』製作発表より

今年、ウィーン初演から20年目となるミュージカル『エリザベート』。2012年版の製作発表が1月31日、都内にて行われ、出演する春野寿美礼、瀬奈じゅん、山口祐一郎、石丸幹二、マテ・カマラスらが登壇した。

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作品は19世紀末のウィーン、ハプスブルク家を舞台に、窮屈な宮廷生活の中、自由を求め生きた皇后エリザベートの生涯を綴る物語。実在したエリザベートと、架空の存在である“死”=トートの愛憎を主軸に、崩壊に向かっていく王家に生きる人々の姿を、美しい音楽に乗せドラマチックに描く作品だ。日本では1996年に宝塚歌劇団が初演、2000年からは男優も含めたミュージカル版としても上演、こちらも公演を繰り返し前回までで903回の上演回数を誇っている。

エリザベート役は春野寿美礼、瀬奈じゅんのダブルキャスト。圧倒的な歌唱力で人気を集め、宝塚時代にトートも演じている春野は今回、エリザベート役に初挑戦。「孤独感とそれでも自分の思いを貫き通す強い意思。孤高のお妃というのがどういう感覚なのか、自分の体で味わいたい」と少し緊張の面持ちで意気込みを語った。瀬奈は前回(2010年)公演に引き続いての出演。「20年も愛され続けている作品に出させていただくプレッシャーも感じながら、皆さんと良いものを作っていきたい」とコメント。春野がトートを演じた宝塚花組公演ではエリザベート暗殺犯ルイジ・ルキーニを演じていた瀬奈は「今度はふたりで(ルキーニの)ナイフに刺されましょう」と春野に笑いかける一幕も。

エリザベートを死へと誘うトート役は、2000年の初演から出演している山口祐一郎、前回に引き続き出演する石丸幹二に加え、本場ウィーンでもトート役として出演しているマテ・カマラスのトリプルキャスト。「ひとりじゃ乗り切れないけれど、“ファミリー”と一緒ならこの凄い作品も乗り切れる。今年も素敵な夢を見ることができます」(山口)、「みなさんの経験から私も色々と学び、初心に戻って精進したい」(石丸)とそれぞれ意気込みを。また、マテ・カマラスは「大好きな日本で、帝劇の舞台に立つことができて幸せ」と流暢な日本語で話した。マテについては演出の小池修一郎が昨年の震災直後に行われた日本での公演に出演するため、家族や友人の制止を振り切って来日したと話し「彼の日本への思い、仕事に対する責任感に感動した。たくさんのトートを観ましたが彼のトートは一番ナチュラルでワイルド。死のエネルギーを前面に出してくる」とその魅力について語ってもいた。

会見はほかにルキーニ役の高嶋政宏、ルドルフ役の大野拓朗、平方元基、古川雄大も出席。高嶋は「甥っ子が少年ルドルフ役のオーディションを受けて落ちました!」というエピソードも明かしていた。公演は、5月9日(水)から6月27日(水)まで東京・帝国劇場にて。チケットぴあでは2月17日(金)11:00から21日(火)11:00まで最速先行「いち早プレリザーブ」、2月21日(火)11:00から26日(日)11:00まで先行抽選「プレリザーブ」を受付。その後福岡、愛知、大阪でも上演される。

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