3.五感から、眠りに入る準備を
1つ目は、嗅覚!眠りに入りやすい、リラックスを促す香りを使ってみましょう。インテリアとして部屋においておられる方も多い、アロマディフューザーを活用してください。

どんな香りがいいの?とお思いの方も大丈夫です。ライフスタイルショップなどに行けば、様々な種類のディフューザー用アロマオイルが販売されています。その中には既に「SLEEP」などとラベリングされた、睡眠用にブレンドされた精油もありますから、まずはそれから始めてみてください。鎮静効果の高いラベンダーやオレンジスイートの香りを選べば、間違いありません。

もう1つは、聴覚。就寝時にリラックスできそうな音楽は“快眠ミュージック”と言われています。それを眠りにつく際に聞くと、癒しの脳波と言われている「α波」が発生します。すると、スムーズに入眠できるだけでなく、寝起きまでもがスッキリするんだとか。耳に心地よい音楽は、精神的なリラックス効果を得られるので、眠りを誘うのに効果的なのです。インターネット検索すると、様々な快眠ミュージックを見つけることが出来ますし、今ではアラーム機能までもがついたアプリがリリースされていますので試してみてください。

 

しっかりした眠りのための一工夫で、さらにキレイに!

先にも書きましたが、美容に大きな影響を及ぼす成長ホルモンの分泌は、寝てからすぐおとずれるノンレム睡眠時に分泌されるのです。「充分な睡眠時間をとっているのに、いまいちお肌の調子が・・・」などと感じられる方は、その美容に大切なホルモンの分泌時間を逃してしまっていたり、何かの原因で途中で目が覚めてしまっているからかもしれません。

ライフスタイルによっても睡眠時間や方法は、違ってきますが大切なことは中途覚醒せずにしっかりと持続した睡眠をとることが美容にも非常に大切になります。しかし、既にみなさん色々試されているでしょう。今回ご紹介するのは、良質な睡眠のための食べ物です。

1.夕ごはんは、お魚を
睡眠を誘発するホルモン“メラトニン”を作るのに必要なのが、トリプトファンというアミノ酸です。トリプトファンをしっかり摂取しておけば体内で変化し、最終的にメラトニンの合成につながります。特に多く含まれているのが、青魚。サバやサンマを食べるようにしてください。他にも、乳製品に多く含まれているので、ホットミルクを飲んだり、料理に積極的に使ってみてはいかがでしょうか?

2.お肉と大豆製品を、積極的に
先にも書いたトリプトファンと同じ、アミノ酸の一種であるグリシン。手足から熱を放出して、体の深部の体温を下げる働きを持っており、深い睡眠を誘う効果があると言われています。多く含まれている食品は、牛や豚のひき肉、鶏肉、納豆。朝でも、昼でも、夜でも取り入れたい食品ばかりなので、積極的に毎食とるようにしてみてください。眠りの質が変わってくるかもしれません!

 

気持ちよい睡眠で、お肌だけでなく、全身キレイに

睡眠と美容の、思った以上に深い関係。ついつい眠っている時間の長さに注目が集まりがちですが、ベストな睡眠は中途覚醒せず、質の良い、深い眠りが美容のためには重要なのです。人間のもつ感覚や体の働きをきちんと理解した上で眠りを意識すれば、お肌だけでなく、健康美人にも近づけます。ぜひあなたにあったオリジナルな一工夫で、全身キレイに近づいていってくださいね。

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。