昨今は働き方改革のニュースが取り上げられ、“女性活用”や“女性の起業を後押ししよう”という動きが活発になっていますね。

みなさんも「このままの働き方でいいのかな?」と、自身の働き方に疑問を持ったことはありませんか?

今回は、長年二足のわらじ生活をし、複業的に働いてきた筆者自身の経験と、複数の調査結果をもとに、これからの働き方のヒントをお届けします。

新しい働き方を始める

最近、あるサイトで「ひとつのキャリアだけで人生を終える時代ではない」というニュースを目にしました。この記事を読んでくださっている方は、「働き方を変える必要がありそう」と思っているけれど、「何から始めればいいかわからない」と思っているのではないでしょうか。

筆者は長年、二足のわらじ生活をし、複業的に働いてきました。今は、このようなコラムを書きながら、行政書士事務所を開業しています。

そんな筆者の経験から、何をすればいいのかわからない人に、まずおすすめしたいのが“複業”をはじめることです。

“稼ぐ力”をつける

筆者が考える複業は、会社員をしながら、数年後の独立やキャリアチェンジを前提として、会社外で働くというもの。自分で稼ぐ力をつけるためにするのが複業だ、と。

複業のメリットは、何と言っても、現在の収入を維持しながら、稼ぐ力を磨けるところ。

いきなりフリーランスになったり、起業するのはハードルが高そうですし、稼いでいけるか心配です。

実際、中小企業庁がフリーランスに対して行った調査(小規模企業白書2015)によると、フリーランスのおよそ6割が手取り年収300万円未満という結果が明らかになっています。

また、同調査によると「フリーランスは収入が不安定であることを不安・悩みとして抱える者が最も多い」ことがわかっています。やはり、まずは複業をし、自分で稼ぐ経験を積んでから、独立等を考える方が安心です。

それでは、実際には、複業はどのように始められるのでしょうか。

一例ですが、業務委託でPRを募集しているスタートアップや、外部ライターを必要としている会社があります。また、ランサーズなどクラウドソーシングを使って仕事を受ける方法もあります。

筆者が調べたところ「副業として働いてくれる方を募集しています」という会社も出てきています。条件やキーワードを工夫して検索すると、複業の入り口が見つかると思います。