『花と屍 剥落 十二幅対』 チームラボ,2012,デジタルワーク,1min,50sec(9.16☓12)

「自然と文明の、衝突、循環、共生」をテーマにした日本画の絵巻物を見るような『花と屍 剥落 十二幅対』。都と貴族、ヤマタノオロチと森の神々、都と祭など、和の神話を思わせる12の絵物語からなる壮大な作品です。

雲が流れ、人々やヤマタノオロチがうごめく日本画は、チームラボならではの3Dで表現された世界。しかもよく見ると、作品の表面が剥がれ落ちているところが!

 

『花と屍 剥落 十二幅対』 チームラボ,2012,デジタルワーク,1min,50sec(9.16☓12)

剥がれた部分には、その物体の立体構造をとらえることのできる、網目状の線の集合が現れます。ストーリー性のある絵自体を楽しめるだけでなく、人や馬の形はこういった線が組み合わされてできているんだな、といった作品を形成する内部まで覗ける、面白い絵画です。

 

『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点-Light in Dark』チームラボ,2014,デジタルインスタレーション,4min,20sec(ループ),音楽:高橋英明

他にも、超高速で飛び交うカラスがいくつものスクリーンに次々と映し出される、目の回るようなスピード感を体感できる作品など、最先端技術で表現された動きのあるアート作品は、デジタルだからこそ見えてくる奥行きのある世界や驚きを与えてくれるはず。

 

『光るボールでオーケストラ』チームラボ,2013

そして展示の後半は、参加して楽しむ“未来の遊園地”。カラフルな光で溢れる空間は、一歩足を踏み入れるだけでワクワクしてきます!

 

『メディアブロックチェア』チームラボ,2012

スクリーンに浮かび出る、火や山、牛、鳥、羊などの象形文字に触れると、その文字を表すアニメーションが出現する作品や、様々な色の光るブロックをくっつけることで、ブロックの色を変化させることが出来る作品。

 

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