(左から)ブリアレオス、諏訪部順一(ブリアレオス役)、小松由佳(デュナン役)、悠木碧(アイリス役)、高橋広樹(オルソン役)、荒牧伸志監督

士郎正宗氏の代表作を映画化するシリーズ最新作『アップルシード アルファ』の初日舞台あいさつが1月17日に新宿バルト9で行われ、日本語版キャストの小松由佳(デュナン役)、諏訪部順一(ブリアレオス役)、悠木碧(アイリス役)、高橋広樹(オルソン役)、メガホンをとった荒牧伸志監督が登壇。人気声優の集結に、駆けつけたファンは大歓声をあげた。

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映画は非核大戦が終結し、廃墟となったニューヨークを舞台に、主人公の女性兵士デュナンとサイボーグのブリアレオスが、人類の理想郷として築かれた都市オリュンポスに至るまでの“始まりの物語”を描いた。荒牧監督による劇場作としては第3作目で、「前2作で終わった気がしていたが、士郎さんとも話し合い、どんな切り口があるか模索した。まったく新しく生まれ変わった“リブート”作として楽しんでもらえれば」とシリーズの新たな門出をアピールした。

本作はすでに欧米で公開された英語バージョンの“日本語版”であり、「日本語のほうがリズム感があり、血が通っていると思う」(小松)、「意識したのは人間くささ。手前味噌ですが、日本語のほうがキャラクターがいきいきしている」(諏訪部)と誇らしげ。本シリーズには初参戦で、「これほど細かいところまでリアルなCGは見たことがない。アップルシードとは何の種なのか…。そんなことを心に留めて見てもらえれば」(小松)、「過去のブリアレオスに似せるのではなく、ゼロから性格や立ち位置を作っていった」(諏訪部)と話した。

悠木も「アフレコの時、吹き替えではあるけれど、あくまで日本語版として新しく作り直す感覚という言葉が印象に残っている」と日本語版としての本作をアピール。高橋は「“ブリアレオス”のアクセントは、一番デリケートに意識した」と振り返った。

『アップルシード アルファ』
新宿バルト9ほか全国公開中
Blu-ray劇場限定版発売中
Blu-ray完全生産限定版2月18日(水)発売
発売元:アニプレックス

取材・文:内田 涼