不倫騒動から久々に公の場に登場した矢口真里の謝罪会見をはじめ、野々村竜太郎元兵庫県議の号泣会見、STAP細胞論文の小保方晴子氏らなど、昨年度は釈明、謝罪の会見が数多く見られました。

ゴーストライター騒動で佐村河内氏と新垣隆氏の両者は共に謝罪会見を展開しましたが、その後の評価は全く違うものに。対照的な謝罪を行った両者、素直に罪を認めた新垣氏は、その後、度々TVに登場。雑誌でモデルデビューするなど、その活動は幅を広げつつあります。いわゆる“逆ギレ”の姿をさらしてしまった佐村河内氏は、未だに明るいニュースが聞こえてきません。

つくづく謝罪というものは難しいもの。私たちの生活でも、この謝罪方法を誤るととんでもない状況に陥ってしまいます。小手先だけのポーズでその場を凌ぐのではなく、誠心誠意謝ったうえで、それまでと変わらぬお付き合いをしていただくことが謝罪のゴールだと言えます。

そんな「謝罪」の成功例を紹介しているのが、書籍『逆転スイッチ!』。同書は絶体絶命の「ピンチ」を一瞬で「チャンス」に変える方法を紹介する一冊。ピンチの時に一流の人はどう対応しているのでしょうか。
 

こんなとき、あなたならどう謝罪する?

例えば、ある食品メーカーの支店長の話。取引先であるコンビニに賞味期限ギリギリの商品ばかりを届けてしまい、コンビニ本部から大きな怒りをかってしまいました。

「こんな商品を供給するような会社とは、今後いっさい取引しない」

コンビニ本部は怒り心頭です。食品メーカーにとってこの仕事が無くなると数千万円の損失となってしまいます。すぐにミスをおかした部署のトップに事情を説明。共にコンビニ本部へと謝罪へ行くことになりました。

謝罪をする担当部署のトップは、当然、全面取引停止を思いとどまるようお願いしてくれることだろうと思っていた支店長ですが、その謝罪の場で驚くことに。

もし、あなたが担当部署のトップだった場合、コンビニ本部でどのような謝り方をしますか?