はじめまして! 鈴木妄想と申します。日本や韓国をはじめとしたアジア全土のアイドルについて、ブログを書いていたり、イベントの主催をしております。 昨今のK-POPがメディアやネットでいろいろな形で取り上げられる勢いで、雑誌記事をお手伝いさせていただいたり、新大久保やK-POPについての書籍 を出版しました。

そして今回、光栄にもウレぴあ総研研究員として任命いただきました! 研究員ってなんかカッコイイ! 日本のアイドルやK-POPにとどまらず、東南アジア圏のアイドル/ポップスシーンや各種コアな音楽シーンなどのレポもお届けしたいと考えております。よろしくお願いします! 以上自己紹介、ということで!

 さてさて、一発目の記事ですが、やはりこの話題を取り上げないわけにはいかないでしょう! 本国である韓国はもとより、日本・中国・タイ・台湾・シンガポールなどアジア諸国を股にかけ、まさに国際的スターになった9人組ガールズグループ「少女時代」が10月19日に新曲「THE BOYS」とそのPVを発表しました。

この反響はすさまじく、PV公開直後はTwitterのトレンドワードで、少女時代の新譜発表を祝う#GirlsGenerationDay というハッシュタグが1位になるほどだったのです。今回は、そのPVを御紹介しながら、同時に少女時代の変遷をざーっと振り返ってみたいと思います!

実 はK-POP界隈では、新曲がリリースされる前に、ティーザーといわれる、いわば曲の予告編がネットにアップされるという風習がありまして、「THE BOYS」もティーザがあります! まずはそちらから見ていただきましょう。いやー、なんかほんと新しい映画かゲームの予告編みたいじゃありませんか! 南極を舞台にしてエイリアンvsプレデターvs能力者の三つ巴バトルとか始まっちゃいそうな気配すら! ここらへんの気の持たせかたはもうホントにファンとしてはたまらん坂!

「THE BOYS」 ティーザー動画


ティーザーを見るだけでも、ハード&ゴージャスな雰囲気が伝わるかと思いますが、実は少女時代、ひとつのイメージに留まらないところが特徴のひとつであります。これまでに、かなり様々なタイプの楽曲をリリースしているんですよ。そのイメージの変遷をざーっと見ていこう、というのが今回の記事でございます。

まずは2007年のデビュー曲「まためぐり合う世界 Into the new world」です。実はこれ、K-POPど真ん中というよりも、かなりJ-POPぽいんです。作詞作曲をしたのがKENZIEという韓国人女性なんですが、日本人の友人にちなんで名前をつけたのこと。実は少女時代、デビュー時から日本とは深い縁があるんですね。メンバーのスヨンはまず日本でデビューしていますし。というわけで、「まためぐり合う世界」! メンバーみんな若い!

「まためぐり合う世界 Into the new world」


こ の「まためぐりあう世界」が収録されたファーストアルバムは、キラッキラのアイドルポップス満載の作品でありました。80年代のヒット曲、その名も「少女時代」のカ バーや、キュートに愛嬌を振りまく「Kissing You」、そして叙情的なメロディーと青春のメモリー的な映像が胸に迫る「Baby Baby」などはかなりウェルメイドなアイドルポップスなのです!

「少女時代」


「Kissing You」


「Baby Baby」


ファーストアルバムにプラスしてリミックス曲が入った"リパッケージアルバム"「Baby Baby」(アルバムに数曲追加したものをリパッケージアルバムと言い、K-POPではお約束です)をリリースした後、少女時代のリリースはしばらく途絶えます。これが2008年3月から2009年1月までのこと。この時期に自分は YouTubeで少女時代を見つけ、大ファンになり、遠くソウルまでライブを見に行きました。現在と違って、少女時代はまだ日本に来日したことすらない状態、いや、日本で見れるようになる日が来るとは思いもよりませんでした…。