睡眠不足でも、きれいなお肌でいるには?

ちなみに肌と睡眠の関係についても、様々な調査が行われいます。化粧品やエステで知られているPOLAが「睡眠が肌に及ぼす影響」を、20代から50代の女性に調査したところ、”肌の睡眠時間が3時間と6時間だった場合、起床時の肌の水分蒸散量は、3時間睡眠の人の方が6時間睡眠の人よりも多く、肌の乾燥が進んでいる”という結果が出たのだとか。

肌から水分がどんどん蒸発しているということは、肌が乾燥し、バリア機能もどんどん低下しているということです。当然肌のキメが整うことはなく、手で触ってもザラついているのが分かるようになり、シワはさらに深く刻まれていってしまいます。

ですが、睡眠時間を確保が難しい方や「そう言われても、夜更かししたい」という方もおられるでしょう。そんな方は、美肌を育む〝エンジェルタイム〟と言われている、夜10時から午前2時の間に睡眠をとることを心がけましょう。その4時間に寝るだけでも、お肌の状態は変わってきますよ。

また寝る前にコラーゲン系のドリンクを飲むのも、効果的です。翌朝の肌が元気になっているのを実感できるので試してみてください。最近は低カロリーでノンカフェイン、味も飲みやすいものがたくさん揃っていますよ。

 

睡眠前のひと工夫で、ストレスを軽減

十分な睡眠が取れていないと、その日のストレスが解消されず、翌日もずるずると引きずってしまうことに・・・。POLAがストレスの指標となる”コルチゾール”という唾液内に含まれる成分を分析したところ、「3時間睡眠の人の方が、6時間の人よりも多く、特に起床時のストレスがとても高い」という結果が出たそうです。また朝起きる時の、”まだ寝ていたいのに起きなければいけない”というプレッシャーもストレスになってしまいますから、心身に悪い影響を与えてしまうのだとか。

睡眠時間が短くてもストレスを発散することが出来る、眠る前に心身をリラックスできる方法をいろいろと試してみることをオススメします。

例えば、「寝なくちゃ」という思い込みをなくすこと。そう考えているのに寝れないと、余計にストレスが溜まってしまいますからね。眠くなってからベッドに入るくらいの心持ちでいましょう。五感からリラックスするのも大切です。ヒーリングミュージックを聴いたり、リラックスできる柑橘系の香りをまとったりしてみてください。力がすぅーっと抜けていくのを体感できるはずです。

 

体と心にとって、ベストな睡眠時間を見極めて

自分のための時間を充実させることは、精神的にはとてもよいことです。しかし、そのせいで睡眠時間を削ってしまうと、美容や健康など体には悪影響を及ぼしてしまいます。「気づいたら、こんな時間やん・・・」と後悔しないように、体にも、心にも、良い睡眠時間を見極めて確保するようにしてくださいね。

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。