プーが持つ「マジックリアリズム」

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マーク・フォスター監督は、ディズニーの実写映画の数々を心から楽しみながら少年時代を過ごしていたそうです。

そんな彼は本作のストーリーを知り、この作品には、芸術的で感動的で、可笑しくて、時代を超越したようなポテンシャルがあると、即座に本作にほれ込んだそう。

監督「1本の映画で人々を笑わせることと泣かせることの両方ができるということは、現実に根付いている上に、マジックリアリズム(日常にあるものとないものが融合した作品に対して使われる芸術表現)も兼ね備えたストーリーでもあるということです。

さらに笑ったり、泣いたりすることで人々の心を高揚させ、大好きな人々との絆を深めさせてくれるものとなるのです。」

『ネバーランド』(2005)でロンドンでネバーランドが生まれる様子を描いたマーク・フォスター。

本作で再びロンドンと不思議の世界を繋ぐマジックリアリズムを描きました。

空想と現実、クリストファー・ロビンの過去と現在、100エーカーの森とロンドンの都会、様々な次元が重なりあって生み出される独特の空気感がプーの魅力です。

その空気感を実写映画として見事に作り上げた監督の手腕は必見です。

 

プーと大人になった僕
2018年9月14日(金)日本公開

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