ジョニー・デップ

前日に体調不良を理由に会見をキャンセルしたジョニー・デップが1月28日に都内で“やり直し会見”に臨み、主演最新作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』をアピール。冒頭、「昨日はせっかく集まっていただいたのに、会見を開けず申し訳ない」と報道陣にあいさつし、「インフルエンザが完治していなかったようだ」と釈明した。

その他の写真

今回、デップは1年6カ月ぶり11度目の来日を前にベルリン、ロンドン、ロスで開催されたプレミアに出席しており、関係者によると「度重なる長距離飛行による疲労ため体調を崩した」という。デップ本人は「今は回復している」とし、「昨晩のジャパンプレミアにはたくさんのファンが来てくれて、本当に夢のような時間を過ごすことができた。みんな、本当に優しくて暖かい」と感謝を述べた。

映画は“ちょびヒゲ”がトレードマークの美術商のチャーリーが、世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたゴヤの名画をめぐって、富豪、マフィア、国際テロリストなどが絡む争奪戦に巻き込まれていくアクション大作。「やっぱり役になりきるために、ヒゲは重要だったよ。でも、僕のヒゲを見ると現場の誰かが必ず笑い出してしまって、15~20テイク撮ることもザラだったよ」とデップ。コミカルな演技に関しては、「チャップリンやバスター・キートンといった無声映画のスターに影響を受けた」と話した。

今回の来日では女優で婚約者のアンバー・ハードの同伴も話題を集めており、「昨晩、一緒にフグを食べたよ。最初は不安な気持ちもあったけど、見ての通り、僕は元気。アンバーも生きているよ」と二人で日本を満喫している様子。会見の終了時刻を過ぎても、「昨日の分も質問に答えるよ」と自ら“延長”を申し出て、熱心に記者からの質問に応えていた。

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
2月6日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼