「Corel PDF Fusion 通常版」(左)と「特別優待版」

コーレルは、誰でも簡単にPDFの作成・編集・データ変換ができるPDFソフト「Corel PDF Fusion」を、2月17日に発売する。価格は、通常版とダウンロード通常版が8379円、コーレルのソフトや指定の他社製ソフトユーザーを対象にした特別優待版とダウンロード特別優待版が6279円。

PDFの表示機能は、一般的なページ表示に加えて、本を読むような感覚で表示するフリック表示、複数のソースを同時に表示してドラッグ&ドロップでページを簡単に組み替えられるアセンブリ表示の3種類を用意する。WordやExcel、PowerPoint、Illustrator、Photoshopで使用するファイルの閲覧にも対応している。

アセンブリ表示では、複数の文書のページ順を自由に入れ替えることができ、PDFだけでなく、WordやExcelなど他の形式のアプリケーションによるデータ間でページを自由に挿入したり、入れ替えたりすることができる。不要ページのページ単位での削除、特定ページを抽出して新しい文書の作成、複数ページを束ねて表示領域を圧縮する機能を備える。

作成したPDF文書には、印刷や編集の可否、暗号化を設定できるセキュリティ機能を搭載し、ウォーターマーク機能で「すかし」を入れることもできる。また、文書中の非公開に部分を塗りつぶす「墨塗り機能」は、墨塗りしたテキストの内部データを削除する仕様を採用した。また、作成・編集したファイルは、PDFだけでなく、Word形式(doc)やXPS、PNGでも出力できる。

このほか、複数の文書をPDFやDOC形式に変換する「バッチ機能」を備え、Microsoft Officeをインストールした環境では、OfficeのメニューにPDF変換用のアドインを追加する。

対応OSは、Windows 7/Vista/XPの32/64ビット。対応入力形式は、Word 1.0~2010(doc/docx)、Excel 3.0~2010(xls/xlsx)、PowerPoint 3.0~2010(ppt/pptx)、Illustrator 4.0~7.0、9.0~10.0、CS1~CS5(ai)、Photoshop 4.0~7.0、CS1~CS5(psd)、Acrobat 1~X(pdf)、WordPerfect 5.1~X5(wpd)、jpeg、tiff、png、bmp。