『日本列島 いきものたちの物語』

「ぴあ」調査による2月3日、4日公開の映画・満足度ランキングは、日本で生きるいきものたちに迫ったドキュメンタリー『日本列島 いきものたちの物語』がトップに輝いた。2位は中村光の同名コミックを林遣都、桐谷美玲主演で実写化した『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』が、3位に韓国の俳優ヒョンビン主演で『晩秋』をリメイクした『レイトオータム』が入った。

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1位の『日本列島…』は、“家族の物語”に焦点を当てたネイチャードキュメンタリー。嵐の相葉雅紀や長澤まさみらがナビゲーターとして参加している。出口調査では「人間よりも動物たちのほうが生きていくのは大変だと思った」(13歳)、「観たことのない生態が出てきたり、サルの親子やキツネの兄弟の話が印象的。感情表現豊かなナレーターもよかった」(19歳)、「とても見応えのある映像で、日本の知らなかった部分が観られた」(32歳)、「日本にもこんなに素晴らしいところがあるんだと感動した」(65歳)など、幅広い世代から支持を集めた。

2位の『荒川アンダー…』は、大企業の御曹司と荒川の河川敷で暮らす個性的な人たちとの交流を描いた人間ドラマ。アンケート調査では「笑えるところもあるが、生きていく上で大切な身が引き締まるような言葉がある」「TVドラマとリンクしていたり、映画にしかないシーンもあって斬新だった」「内容よりもキャラがユニーク。原作を知らなくても大丈夫」など、10代、20代を中心に好評だった。

(本ランキングは、2012年2月3日(金)、4日(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)