『大丈夫、愛だ』ってどんな作品?

A子:『大丈夫、愛だ』は、人の心の動きや絡み合う人間関係をリアルかつ、繊細に描き出すことで有名なノ・ヒギョン作家の作品なんだよね。この世の非情さや人間の孤独、傷といった素材を扱いながらも、人間の温かさや人生の素晴らしさの方をより強く感じさせる手腕が凄いんだよ。

B美:たしかに。今回も「こころの病」がテーマになってて、ヒロインのチ・ヘス(コン・ヒョジン)は精神科の女医で、チョ・インソン扮するチャン・ジェヨルは、ラジオDJなんかも務める超ホットなイケメン人気推理小説家……だけど、ふたりとも幼い頃のトラウマに、今も苦しんでるね。

A子:ヘスは見た目はスタイリッシュで恋愛経験も豊富そうなんだけど、実は、男性と関係を持つことを「悪いこと」のように感じている恋愛恐怖症で、キスをするだけでも不安になって全身に汗をかいたりしてしまう。30歳過ぎても未経験なんだよね。色気もあって、男を翻弄するタイプではあるんだけど。

B美:一方のチャン・ジェヨルは、超自由人でひょうひょうと生きているけど、幼少時代に、義理の父親と兄から暴力を受けていたのが原因で、ベッドで眠る事ができない。大きなベッドはカモフラージュで、いつも人知れずトイレやバスタブで寝ているという……狭いだろうにな。

A子:って、複雑そうなんだけど、ドラマ自体は、まったく暗くないし、重くない! むしろ、コメディタッチで描かれていて、映像も綺麗だし、音楽もおしゃれ、出演者たちも魅力的だから、精神疾患というテーマにしてキワモノになっていないのが素晴らしい。

B美:サントラには、EXOのメンバー、チェンも参加しているのぉ♥ チョ・インソンとD.O.が夜の街を疾走している場面で、チェンが切ない声で力強く歌う『Best Luck』が流れてきたときには、ひとりでぎゃーぎゃー騒いで興奮しちゃって、マンションの隣の部屋の住人から壁蹴られたよ。てへ♥

A子:気をつけな(笑)。私は主人公カップルがやっぱり好きだな。主演のチョ・インソン&コン・ヒョジンは、モデル出身だけあって、身長が186cm、172cmと、並んだときのビジュアルが、東出くんと杏ちゃんくらい抜群にいいし、何着ても似合う。

「韓流ぴあ」更新情報が受け取れます