新製品のユニークさをアピールする、ボーズ プロダクトマネジメント部の大久保淳 部長

安眠・快眠を助ける睡眠時専用のハイテク耳栓「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」が登場した。何と開発元は、オーディオメーカーとして知られるBOSE(ボーズ)だ。

9月6日にボーズが発売した「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」は、ノイズマスキングテクノロジーを採用したボーズ史上初の製品。直径10mmとシャツのボタンほどの超小型ながら、最大16時間動作し、横向きに寝ても邪魔にならないのが特徴。1つあたりの重さも1.4gと極めて軽い。人のいびきや隣室の騒音、犬の鳴き声、外の交通騒音などを隠すため、エンドレス再生する10種類の音「sleeptrack」を流して、気にならなくし、快適に眠れるようにする。

いわゆるノイズキャンセリングヘッドホンとは異なり、物理的な耳栓に小さな音を流すことで騒音をマスクする仕組み。Bluetooth接続してスマートフォンで操作するが、手持ちの音楽をストリーミング再生することはできない。また、日中の使用も考慮されておらず、あくまでも睡眠に特化した製品だ。

2017年の11月に米クラウドファンディングサイト「Indiegogo」にプロトタイプを公開したところ、わずか6日で完売、この3月にプロトタイプを送付し、多くのフィードバックをもとに製品版を完成させた。なお、出資者にはプロトタイプとの交換で製品版を無償で提供する。

製品発表会でボーズ プロダクトマネジメント部の大久保淳 部長は「よりよい睡眠を実現しライフクオリティを上げる画期的な製品」と話し、新製品のユニークさをアピールした。税別価格は3万円。(BCN・道越一郎)