難易度? 尾かしらつきの焼き魚の食べ方をどう教える?

お米と同様、魚介類が家庭の食卓に並ぶ頻度も減少しているようです。

農林水産省の調査によると、魚介類を食べたいという意向は依然として高いそうですが、おそらくは食べにくかったり、自宅でさばいてからでないと調理しにくい点が、ネックなのではないでしょうか。

法事の会食など、あらたまった席で尾かしらつきの焼き魚が出てくることもありますよね。そんな時、きれいに食べることができますか?

基本の食べ方は以下です。

  1. はじめに背びれと胸びれを取り、魚の向こう側に置きます。
  2. 頭の後ろから、尾に向かって食べましょう。
  3. 上の身を食べ終えたら、尾から頭へ向けて、骨を外します。この時、頭を手で押さえます。
  4. 頭を骨を向こう側に置きます。
  5. 下の身も同じように、頭から尾に向かって食べます。
  6. 食べたあとは、残ったものをきれいにまとめておきます。

いかがでしょうか。やってみると、それほど難しくはないのではないでしょうか。

フレンチのフルコースも、備えあれば憂いなし!

子どもが少し大きくなると、親戚の結婚式に出席する機会も出てきます。

ナイフとフォークの使い方、たしか高校の時に、ホテルでテーブルマナー講習ってやったなあ、と遠い記憶がよみがえるママもいるかもしれませんね。

ちゃんと覚えていればいいのですが…この機会に、復習しておきましょう!

フォークの持ち方は、えんぴつを持つように

フォークを単独で使う時は、えんぴつを持つように、先端は上でも下でもその時使いやすいよう方に向けます。

「八」の字は「まだ途中の合図」

食事の途中でナイフ、フォークを置くときは、お皿の真ん中で「八」の字に。フォークは下向き、ナイフの刃はどんな時も自分の方に向けます。

食べ終わったら、ナイフと揃えて片側に寄せる

この時、フォークは上向きにします。

まとめ

食事はおいしく食べるのがもちろん一番大事ですが、マナーに則った美しい食べ方を心がければ、よりおいしく感じられるのではないでしょうか?

子どもは親の背中を見て育ちます。
子どもに口うるさく言う前に、まずは親が、自分のマナーを見直してみることから始めてみましょう。

この絵本、テーブルマナーに関してだけではなく、外食の時の注意事項や、国や宗教によるマナーのちがいにも触れています。子どもがひとりで読むには情報量が多いので、折にふれて一緒に読んであげるといいですね。

<参照>農林水産省 2013年度調査