ピー・シー・エー(PCA)は、中小・中堅企業向け固定資産管理パッケージソフトの最新バージョン「PCA固定資産X」を2月9日に発売する。6月には、導入法人数5500法人を突破した基幹業務クラウドサービス「PCAクラウド」での提供を開始する。

資産の取得から減価償却、移動、除却に至るまでの資産管理業務の処理に加え、資産自体の画像ファイル管理など、各種情報の一元管理ができる。固定資産台帳や償却予定一覧表などの管理帳票に加え、償却資産申告書、法人税申告書別表などの申告書の作成・出力機能も搭載し、固定資産の管理業務から税務申告まで、幅広く業務要件を網羅する。

リース資産の契約から契約満了まで、リース資産管理業務を効率化する機能を強化。ファイナンスリース、オペレーティングリースの両取引きに対応し、リース資産、リース債務のオンバランス計上ができるほか、契約ナンバーや維持管理費用などの管理機能によって、リース資産に関する情報を一元管理できる。また、税務上の減価償却計算のほか、別途の減価償却方法の管理に対応したことで、管理会計目的などの税務目的以外での償却額管理ができるようになった。企業規模を問わず、ユーザーのニーズに柔軟に対応する。税込み価格は16万2000円から。

6月には、「PCA固定資産X」と完全互換のクラウドサービス「PCA固定資産X クラウド」を提供する予定。運用ニーズに応じて最適な業務システム環境を構築する。税込み月額は2万4300円から。「PCA固定資産X クラウド」の提供によって、「PCAクラウド」のサービスラインアップは全部で14種類になる。