【文房具】愛用ペンケース紹介その1 rethink「Lim Pen Sleeve」ほか

2011.10.24 18:35

2008年の発売以来、支持を得ているrethinkのペンケース「Lim Pen Sleeve」を愛用する著者のペンケース考。

 

rethink「Lim Pen Sleeve」9,975円(税込)
  

東京小猫商会コモノ部1号である私、ノウトミが愛用しているペンケースは、rethinkの「Lim Pen Sleeve」(9,975円)。2008年の発売以来使い続けているが、現時点で、このペンケース以上の製品には未だ出会っていない。モノ系のライターとして多くの人に、このペンケースを勧めて来て、現在もまだ勧め続けていて、実際に、多くの人が購入し愛用しているので、このペンケースの良さは、単にノウトミが偏執的に愛用しているだけのマニアックなものではないと言ってもいいと思う。

  このペンケースの良さは、まず、普段持ち歩く筆記具を3本に絞る所から始められること。最近のペンケース事情の特徴として、大量の筆記具を持ち歩くためのモノか、少数精鋭数本のみをコンパクトに持ち歩くタイプのふたつの傾向に分けられる。この「Lim Pen Sleeve」は後者の典型的なタイプだが、そのへんの小本数用ペンケースと大きく違うのは、とてもコンパクトに3本の筆記具を収納する事。ペンケース好きなら知っていると思うけれど、ペンケースは意外にデカイ。数本しか入らないタイプのものでも、その本数の筆記具の体積と比べたら驚くほどデカイ。ロールタイプのペンケースなどをネットで購入すると、届いた時に意外な大きさに驚いた事がある人も多いと思う。

 このケース、「ペン・スリーブ」と名付けられているだけあって、ケースというよりスリーブ、つまりペンを差し込んで使う構造になっている。そして、使われている革が、とても薄くて、でも薄いのに張りがあってしなやか。それらの合わせ技で、ペンを三本まとめて輪ゴムで留めたものの上から布を巻き付けた程度しか、体積がない。底部が縫い付けられていないから、長さも、ほぼ筆記具と同程度。このコンパクトさは革だけでなく布製のペンケースでもそうは無い。スリーブ状だからペンケースを開かずに、そのまま上から好きな筆記具を取り出せるのも、やたらとノートを取るノウトミとしては有り難い。

普段、ペンケースに入れて持ち歩いている3本。上から、パーカー「インジェニュイティ」、ペリカン「M101N」、Simplism「GRIP TOUCH PEN」
  

普段、ペンケースに入れて持ち歩いている3本。上から、パーカー「インジェニュイティ」、ペリカン「M105N」、Simplism「GRIP TOUCH PEN」。

  この「Lim Pen Sleeve」は、構造上、普段使いの一本プラス、良く使う二本、という収納の仕方をするため、収納する三本を選びやすいのも嬉しい。例えば、ノウトミの最近の基本的なスタイルは、良く使う筆記具として、ペリカンのM101Nという万年筆を、内側には、iPadやiPhoneで使うSimplismの「Grip Touch Pen」と、万年筆でもボールペンでもローラーボールでもペンシルでもない第五の筆記具、パーカーの「インジェニュイティ」を入れている。普段使いの小型万年筆(これで取材からメモ取りまでやる)を中心に、時々使うタッチペンと、気分転換用に最近とても書き味が気に入っている「インジェニュイティ」という布陣。万年筆とインジェニュイティのインクの色を違うものにしておくのもポイント。

   利用時には、写真のようにペントレイ的に使えるのも、この「Lim Pen Sleeve」の良い所。開かないでも使えるのに、開いたらペントレイにもなるという、その懐の深さというか、フレキシブルさというか、シンプルな構造だからこそ可能になった多様性に感動する。使うほどに味わいが出てくる革が使われているのも嬉しい。 

 

良く使う組み合わせ2。上から、ペリカン「M101N」に青インク、ペリカン「M205」にドクターヤンセンの「ディケンズ」インク、ペリカン「M205 スケルトン」にパイロット「色彩雫」の「夕焼け」インクをそれぞれ入れている
  

良く使う組み合わせ2。上から、ペリカン「M101N」に青インク、ペリカン「M205」にドクターヤンセンの「ディケンズ」インク、ペリカン「M205 スケルトン」にパイロット「色彩雫」の「夕焼け」インクをそれぞれ入れている。

 上の写真は、もうひとつのパターン。こんな風に、インクの色違いで、軸の色も違うペリカンの万年筆ばかり三本入れて持ち歩く事も多い。ペリカンのM205というスケルトンタイプの安い万年筆だが、とても書き味が良くて、コンパクトで、好きなインクが入れられるインク吸入式なので、グラファイト、青、赤の三色のインクを入れて持ち歩いている。この三色があれば、簡単なスケッチなんかも楽しめるのだ。万年筆のインクは水性だから、わざと滲ませたりも出来るし。

 

YMSK「ペンホルダー」3,675円(税込)。ヴィスコンティ「オペラ」、カトウセイサクショカンパニー「セルロイド万年筆」など、太めの軸のものを2本入れている
  

YMSK「ペンホルダー」3,675円(税込)。ヴィスコンティ「オペラ」、カトウセイサクショカンパニー「セルロイド万年筆」など、太めの軸のものを2本入れている。

 ちょっと大きめのペンを持ち歩く時は、このYMSKの「ペンホルダー」を使用。これも、底を縫わないスリーブタイプで、だから大きさの割に太くて長いペンが収納出来るのだ。

 

T・MBH「グリマルディSMT(小)」23,000円。最近はパーカー「インジェニュイティ」を入れている事が多い
  

T・MBH「グリマルディSMT(小)」23,000円。最近はパーカー「インジェニュイティ」を入れている事が多い。

 さらに、一本だけ持ち歩く際のペンケースも用意。T・MBHの「グリマルディSMT」という、革だけを使って、まるで靴を作るような技術が使われた1本差し。良く出来た日本刀と鞘のように、ペンをスムーズに出し入れ出来て、しっかりとホールドもしてくれるから、高級ペンを持ち歩く際に利用している。

のうとみ・やすくに 東京小猫商会コモノ部1号、文具部3号。フリーライター、All About男のこだわりグッズガイド、懐中雑誌ぱなし編集長。夕刊フジ「オトコ小物の名品」、日経トレンディネット「聞いた、試した、すごかった! 最新ビジネスギア情報局」、Pdweb「今月の気になるプロダクト」など、モノ系の連載も多数。著書はデジタル系からモノ系、ドリンク系、書評系など幅広く出版。ラジオやテレビやトークイベントで喋ったりもするし、オリジナルグッズのプロデュースや販売もする。現在、プロのライター向け取材用ノートカバーをプロデュースし発売中

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