(左から)木村拓哉、中尾彬、谷原章介、滝藤賢一

 セガのプレイステーション用ゲームソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』(12月13日発売)の完成披露会が10日、東京都内で行われ、キャラクターを演じる木村拓哉、中尾彬、谷原章介、滝藤賢一らが発表された。

 全世界での累計出荷が1100万本を超える人気ゲーム『龍が如く』シリーズを制作したスタジオの最新作。

 連続猟奇殺人事件の謎を追う主人公の探偵・八神隆之を演じた木村は「キャラクターに自分を寄せるのは初めてだったので、非常にドキドキしましたが、(名越稔洋)監督が『ここまで寄せてくれてありがとう』と言ってくれたのでよかった」と話し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 アニメ映画『ハウルの動く城』などで声優の経験はあるものの、体の動きをスキャンするモーションキャプチャーは初体験だった木村は「(スタジオは)カメラが何個あるんだという部屋で、何を始めるんだと思った。台本は最後まで知っているのに、驚きの連続でした」と振り返った。

 完成した映像には「自分が動いていると思うと興奮するけれど、ちょっと照れますね」と苦笑した木村。それでも「関わった全ての人の力と情熱が込められています。皆さん次第で、ストーリーがいかようにも変わるので、思い切り楽しんでほしい」と力強くアピールした。

 一方、出演オファーを「すぐに断った」という中尾は「やっていると乗ってくるもんだね。これをきっかけにゲームをやろうかな。(妻の池波)志乃に相談しないと分からないけれどね」とおどけた。

 また、主題歌「アルペジオ」とエンディングテーマ(タイトル未発表)を人気ロックバンド[ALEXANDROS]が書き下ろした。ボーカルの川上洋平は「エンディングは、ゲームをクリアしないと聴けないので、ぜひクリアして」とアピールした。