◆ゴールデンボンバーの人気のすごさと謙虚さ
 そんな彼らはいまや雑誌やTVでも引っ張りだこ。飛ぶ鳥を落とす勢いを誇っているのに、レコード会社数社からオファーを受けながら、「やりたいことができなくなるので」と辞退し、現在でもインディーズで活動しています。
 昔はヴィジュアル系と言えば音楽番組に出ても終止無愛想だったり、「カレーが辛い」から勝手に帰ったりと、ヤンキー気質で奔放なイメージがありましたが、彼らはとても謙虚で、メンタリティもオタク的というか文化系です。そしていまだにオフィシャルサイトは無料レンタルサーバーサービス…なんという手作り感溢れる作り…。


 インディースながらキャパ公称8,000人の武道館2Days(1月14、15日開催)は即日ソールドアウト。ライブ当日も会場前にはダフ屋らしき男性が道行くファンに「チケット持ってないか」と声をかけていました。
 武道館前にはコスプレ集団から家族連れ、ホストあるいはバンドマン風の男性、ロリータファッションの女性まで、様々なお客さんが集まっており、ファン層の広さを感じました。
 1月21日の大阪城ホール公演は、ライブビューイングで全国の映画館とニコニコ動画でも同時中継され、都心の映画館はチケットも売り切れが出るほどの人気だったそうです。客層もライブ会場とはまた違う「今話題のゴールデンボンバーをちょっと見てみよう」という感じの人たちが多かったとか。

看板までDIY精神溢れるつくり…彼らのこだわりを感じます。

 ライブでは「工作芸」や「早食い」という、一見技術が必要なさそうな学園祭の一発芸のような手法をとっていますが、よくかんがえてみてください。学園祭は年に一回だけだけど、「学園祭のようなことを毎回やる(そして笑いを取る)」ということは実はとても大変なのでは…と思っちゃいます。ゴールデンボンバーがブレイクして以降「ゴールデンボンバーの二番煎じバンド」が出てくるのではといわれていますが、いまだにそのようなバンドが出て来ないのは「演奏以外のこと」をやり続けるのは、世間が思っている以上にずっと大変なのかもしれません。

 春からは全国ホールツアーが始まり、(最終日はなんと横浜アリーナ2Days!)2012年はゴールデンボンバーにとって飛躍の年になることでしょう。
 ブログやライブMCで「今が頂点(笑)」と自虐ギャグとして語る彼らですが、武道館や大阪城ホールでも今までと変わらないパフォーマンスをわたしたちに見せてくれました。
 「頂点」でもそうじゃなくても、これからもゴールデンボンバーは笑撃のパフォーマンスを見せてくれることを信じています!