続いては撮影時のポイント。こちらを知っているだけで自撮りは格段に綺麗に、楽しく撮れます。

 

3.自由な角度で楽しみます

自撮り棒を持つとついつい上に掲げたくなります。背景が映らなくなりますが、それはそれで味のある写真になるんです。

 

ほらね。SNSなどで高評価を貰える写真というのは、「綺麗な写真」ではありません。どちらかと言えば楽しんでいる様子が伝わるような「面白い写真」の方が圧倒的に「いいね!」の対象となるんです。自撮り棒を使う時は、手持ちでは撮れない画角での撮影にチャレンジしてみましょう。

もちろん、そればかりだと一体どこに行ったの? となってしまうので、観光に行った際はちゃんと水平に持って、背景を含めた写真も撮影しておきましょうね。

 

4.暗い所での撮影は加工を前提にしましょう

自撮りで使うインカメラ、基本的に画質はイマイチです。明るさが十分に足りている屋外や、屋内でも光量の多い昼間であれば問題はありません。一方で夜間撮影となると、光量が落ちるためシャッタースピードやISO感度が落ちます。結果どうなるか? というと、もうそれはブレブレでザラザラな酷い写真になってしまうんです。

 

こんな風に。

基本的な対策としては、「両手でしっかり持って手ブレを防ぐ」「なるべく明るい場所に移動する」というものがありますが、それでも効果は限られます。そのため、暗所での撮影の場合は、もう画質にこだわるのではなく、「いい味」が出せるような方向に持っていくというのがポイントです。

 

さっきの暗い写真でも「LINEカメラ」でちょっと加工してあげれば、ヴィンテージ風に。暗い室内のムーディーな雰囲気が助長され、不思議と画質の粗さも味わいとなってくるのです。

 

5.広角レンズを組み合わせてみましょう

最後はやや上級者向けのテクニック。スマホに取り付けられる広角レンズを使ってみましょう。こちらはもっと広範囲を写したい! という時に活躍します。自撮り棒だけでも自分と背景を収めることができますが、広角レンズを使うことでさらに効果はアップします。

 

普通に撮影するよりも多くの情報を入れられますよね。ポートレート撮影や多人数での撮影時に効果を発揮します。もちろん自撮り棒を使わずとも広角撮影は楽しい物なので、ひとつ用意しておくと面白い絵も撮れるはずですよ。

ちなみにこの写真は150度の広角撮影が可能な、サンワサプライの「400-CAM045」で撮りました。

番外.必読! 自撮り棒を使うにあたっての注意点

◯周囲の安全を確認しましょう

自撮り棒は長く伸ばすと90cmくらいになります。そこからさらに腕を伸ばすとなると、およそ150cmくらいの長さになると思ってください。これだけの棒を構えるとなると、やはり安全確認が必要不可欠です。撮影するときは、かならず周囲を見回して。人口過密な所では利用しないように。また、周囲に人が居る時は伸ばし過ぎないといった気遣いを忘れないようにしましょう。

逆に周囲の安全が確認されていれば、いろいろな撮り方が楽しめますよ。

 

使い方次第で色々な面白い撮り方ができる自撮り棒。ここで紹介したテクニックを抑えておけば、きっとSNSでの「いいね!」を量産できるに違いありません。

ガジェット、PC、家電を中心にフリーライターとして活動中。ウレぴあ総研をはじめ、ハピママ*、ギズモード・ジャパン、コタク・ジャパンなどのWebメディア。雑誌・ムックなどの紙媒体などでも幅広く執筆。趣味は「農業」、ライター仲間からは「兼業ライター」と言われることも。