天野純(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE 天野純(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE

横浜F・マリノス×浦和レッズ。ここまで乗り切れていないシーズンを送っている両クラブが『明治安田生命J1リーグ』第26節で対峙する。横浜FMは8勝5分12敗・勝点29の14位と残留争いを余儀なくされ、浦和も8勝8分9敗・勝点32の暫定9位ととうとう負け越しに陥ってしまった。直近の5試合を振り返ってみても横浜FMが2勝3敗、浦和は1勝1分3敗と、浮上のキッカケを掴めずにいる。シーズン前に思い描いていた順位には程遠い位置に甘んじている両軍だが、ただ低空飛行を続けているわけではない。

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横浜FMはリーグ最多の42得点を量産するなど、アンジェ・ポステコグルー監督が掲げるアタッキングフットボールへの移行は見事に数字に表れている。だが、ラインを高く、GKも勇気を持って高い位置を取るスタイルはリスクも高く、リーグワースト2位の43失点も喫している。リーグ随一の攻撃力を誇りつつ、順位に反映されないもどかしい展開ながら、指揮官は自らの哲学を曲げたりはしない。堅守速攻やゴール前を固めてセットプレーで活路を見出すかつてのスタイルへの逆戻りはしない。ツボにハマッた時の爆発力は第15節・V・ファーレン長崎戦での5-2や第16節・ベガルタ仙台戦での8-2と証明済み。『JリーグYBCルヴァンカップ』準々決勝でもガンバ大阪を4-0、3-1で連破した。今季の横浜FMにはとことん攻め倒す、痛快さがあるのだ。

一方の浦和も好調が続きはしないが、要所で力強さを見せている。第18節では首位を独走するサンフレッチェ広島を4-1で粉砕し、続く第19節は3位の川崎フロンターレに内容で圧倒されながらも勝機を逃さず2-0で勝点3を手繰り寄せた。上昇気流に乗るかと思われたが、第20節の長崎戦、第21節のサガン鳥栖戦では無得点に終わり1分1敗。それでも第22節・ジュビロ磐田に4-0で快勝し、第23節・清水エスパルス戦では3-3の乱打戦を演じたのだった。チームは現在2連敗。さらに後半戦から加入すると、6得点と浦和攻撃陣をリードしてきたFWファブリシオも前節・セレッソ大阪戦で戦線離脱してしまった。このままズルズル順位を落としてしまうのか、浦和の真価が問われる。

リーグ戦の直接対決では29勝6分20敗と横浜FMがリードする上、直近6試合でも4勝2分と浦和戦に相性のよさを発揮している。果たして、9月16日(日)・日産スタジアムにてキックオフを迎える『明治安田J1』第26節の結果は?

試合当日は横浜沸騰試合第2弾として開催。この日はビジター指定、ビジターサポーターズシートを除き、全席種「横浜沸騰ユニフォーム付」として販売。各席種とも通常価格の600円上乗せしただけで、横浜沸騰ユニフォームが付いてくる大盤振る舞いだ。チケット発売中。