リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (C)F.SANO リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (C)F.SANO

『ジャパンラグビー トップリーグ』であまたの名勝負を繰り広げてきた東芝とパナソニックが第3節で激突する。だが、東芝が一昨年、サントリーを含めた3強の座から滑り落ちると、両雄の力差は明白に。2016-2017シーズンこそ、主力を温存したパナソニックを相手に14-15と東芝は接戦を演じるも、2017-2018季第3節は10-47と力負けする寂しい結果に。完勝したロビー・ディーンズ監督が「今日の選手たちを誇りに思う」と胸を張り、瀬川智広監督は「80分間パナソニックのプレッシャーを受けた。パナソニックが上。下を向いていても仕方ない」と完敗を認めるほかなかった。

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2018-2019季、東芝は開幕戦でキヤノンに20-26で競り負け、第2節・リコーには20-17とPGの差で薄氷を踏む勝利を挙げた。一方、パナソニックは開幕戦でクボタに15-11と何とか勝利するなど悪癖のスロースターターぶりを覗かせたが、第2節・コカ・コーラ戦では62-17と10トライを叩き出す大爆発を見せた。今季もパナソニックと東芝の間には、ちょっとやそっとでは埋められない戦力の差が横たわるのだ。

バックス陣は前節4トライをマークした福岡堅樹-山田章仁-森谷圭介のバックスリーを誇るパナソニックに軍配が上がる。東芝と言えば強く激しく痛い肉弾戦を厭わないフォワード陣を伝統とするが、FWに8名もの海外出身選手がメンバーに名を連ねるパナソニックが上である。だが、しかし、東芝としてはこのFWによる接点、そしてセットピースから勝機を探りたいところ。FWでの局面でも圧倒されれば、勝負は早々に決してしまう。問われるのは東芝の誇りと意地である。

試合登録メンバーは以下の通り。
【東芝】
1三上正貴、2湯原祐希、3浅原拓真、4小瀧尚弘、5ロス・ハイレットペティ、6リーチ マイケル、7山本紘史、8徳永祥尭、9藤原恵太、10マイク・ハリス、11宇薄岳央、12ジョニー・ファアウリ、13リチャード・カフイ、14豊島翔平、15コンラッド・バンワイク、16森太志、17橋本大吾、18知念雄、19大野均、20ヘンコ・フェンター、21小川高廣、22中尾隼太、23松延泰樹
【パナソニック】
1稲垣啓太、2坂手淳史、3平野翔平、4サム・ワイクス、5ヒーナン ダニエル、6大西樹、7マット・トッド、8ベン・ガンター、9内田啓介、10山沢拓也、11福岡堅樹、12松田力也、13ハロルド・フォスター、14山田章仁、15森谷圭介、16堀江翔太、17クレイグ・ミラー、18ヴァル アサエリ愛、19ホラニ龍コリニアシ、20ツポウ テビタ、21田中史朗、22笹倉康誉、23ディグビ・イオアネ

『ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019』第3節・東芝×パナソニックは9月15日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。同日は日野×トヨタ自動車も開催。チケット発売中。