【アート】軽井沢に驚き!のミュージアムが出現!!

2011.10.26 10:30

紅葉に染まるベストシーズンを迎えた10月10日、ユニークなミュージアム『軽井沢千住博美術館』が誕生した。滝のシリーズ「ウォーター・フォール」で知られる日本画家、千住博の個人美術館だ。

 山々に囲まれた自然豊かな軽井沢。紅葉に染まるベストシーズンを迎えた10月10日、ユニークなミュージアム『軽井沢千住博美術館』が誕生した。滝のシリーズ「ウォーター・フォール」で知られる日本画家、千住博の個人美術館だ。建築を手がけたのは、今、もっとも世界的に注目を集めている建築ユニット「SANAA」のひとり、西沢立衛。「SANAA」が手がけた代表作のひとつ、金沢21世紀美術館などはご存知の人も多いはずだ。そのほか、西沢個人では、十和田市現代美術館や豊島美術館などの設計を手がけ、いずれも人気を博している。

 そもそものきっかけは、数年前にさかのぼる。千住と西沢ふたりが出会い話しているうち、突然、千住から美術館の設計を直接依頼されたという。「ぶっとんだ建築をつくってほしい」と。その要望に応えるかのように、西沢は驚きの異空間をつくりあげてみせた。

  まず、美術館に足を踏み入れると、明るくまぶしい光に目をうばわれる。目の前に広がるのは、くねくねとした曲線で取り囲まれるガラスの壁。そして、至るところにガラスの吹き抜け部分があり、そこに植えられた木々を通して自然光が降り注ぐ。こんなに直射日光が射す空間で、絵画作品の保護は大丈夫なのだろうか? と心配になったが、ガラスはすべて紫外線カットになっており、作品へのダメージを防いでいるのだとか。

 そして、床は敷地の地形に沿って、ゆるやかに傾斜している。自然の地形をそのままに生かした空間は、まるで室内に居ながらにして森を散策している気分になる。その空間にふんわり包まれるようにして、水が流れ落ちる滝のシリーズなど、千住博の代表作があちこちに点在し、自由に回遊しながら観ることができる。まさに軽井沢にふさわしい、極上のヒーリング体験ができるのである。

 ひとしきりアート空間を満喫した後は、カラフルな草花が広がるカラーリーフ・ガーデンの散策へ。そして、ミュージアムに併設された軽井沢の老舗ブランジェ「浅野屋」にて、美味しいパンとともに、ゆったりとしたひと時を過ごせる。焼き立ての美味しいパンのほか、地元産の野菜や契約農場で生産されたソーセージを使ったお惣菜が、常時10品目が並ぶデリも充実している。ランチタイムには、鶏肉、牛肉、豚肉の3種類からつけあわせを選ぶ、ドリンク付きのデリ・プレート(1200円)がおススメだ。帰り際には、ミュージアム・ショップに立ち寄ることもお忘れなく。オリジナル・グッズやスイーツが並び、お土産にぴったりな逸品が見つかるはずだ。 五感が研ぎ澄まされ、心から癒される。芸術の秋、週末は軽井沢でアートな休日を過ごしてみてはいかがだろう。


軽井沢千住博美術館
長野県軽井沢町長倉塩沢815
TEL:0267(46)6565
開館9:30~17:00 火曜休 12/26~2月末は冬期休館
※7~9月は9:30~18:00 無休
入館料:1200円
ホームページ 
 

ブランジェ浅野屋
平日8:00~18:00 ※土日祝は~19:00
TEL:0267(46)0211
ホームページ

さいとう・ゆみ 情報誌『ぴあ』アートデスクを経て、現在は『ウレぴあ』『SODA』等でアート/デザイン/写真/建築/企業などを担当。カメラぶらさげゆるゆる散歩、国内外のカフェや本屋、公園、ミュージアムめぐりが好き。いつか、ツリーハウスをつくりたいです。

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